意外と大変な遺品整理
遺品整理とは、生前使われていた日用品や趣味の品などを整理整頓すること、あるいは処分することを言います。
たとえワンルームの部屋であったとしても、人がそこで暮らしている限り荷物が多くなってしまうものです。
高齢の方の一人暮らしの場合、後で片づけようと思っているうちにゴミや荷物が多くなってしまう傾向があります。
ただでさえ通夜や葬儀で大変な思いをされたご遺族が、今度は遺品整理に頭を悩まされることになるのですから大変でしょう。
通常の整理整頓であればどんどん片づければいいだけですが、遺品となるとすぐに処分していいものかどうか迷うことも多いものです。
形見分けや遺産相続のことなども考えて整理しなければなりません。
お部屋がゴミ屋敷のようになってしまっている場合は、どのように処分するかも考える必要があります。
しかし、どのように荷物が多かったとしても、コツコツと着実に整理していけばいつか必ず片づくものです。
遺品整理の遺品とは?
そもそも遺品とはどのようなものを指すのでしょうか。
遺品の範囲は実に広範囲で、書画骨董などの動産をはじめ、故人様の写真や手紙などの思いでの品から、歯ブラシや杖などの日用品、さらには部屋の中に無造作に積み重ねられた新聞・雑誌、はたまたゴミ袋の中のゴミまで遺品といえば言えなくもありません。
遺産相続の問題があるため書画骨董などの動産を勝手に動かすことはできませんが、その他の遺品はどのようにすればいいのでしょうか。
遺品は、仏教では四十九日後、神式では五十日祭後に片づけると良いとされています。
1つ1つの遺品を見ながら、故人様のことを思い出しつつ整理をすればきっと天国におられる故人様も満足してくださるでしょう。
遺品の仕分け
遺品を整理する時に、ご遺族がもっとも悩まれるのがどのように仕分けをすればいいかわからないということではないでしょうか。
通常の整理整頓と違い、自分自身のものを仕分けするわけではないため、ご親族のことや故人様のことを考えて捨てるに捨てられなくなることがあります。
手元に残しておいたとしても誰も使わないことがわかっていても、もしかしたら誰かが使うかもしれないなどと考えてしまいがちです。
ご遺族としては名残惜しい気持ちがあるのが当然ですから、整理の手が止まってしまうのも無理はありません。
そのような時は、弊社のような専門の業者にお任せください。
必要なものをお手元に残し、不用なものの中から買い取れるものは買い取り、買い取れなかったものは適切に処分いたします。
冷静に判断できる第三者として、現実に沿った仕分けを提案いたします。
遺品は単なる粗大ゴミではありません
客観的に見れば、使い古されて誰も使えそうもないものは普通の粗大ゴミと変わりはありません。
しかし、ご遺族にとっては、どのような品々であったとしても、大切な方の遺品であることに間違いありません。
その違いは、故人様への思い入れがあるかどうかなのではないでしょうか。
日頃どれほど疎遠になっていたとしても、故人様が使っているものを価値が無いと判断されるのは辛いものです。
そのため、どれほど古びて傷んでいるものでも、何かしらの価値があるのではないかと考える方も少なくありません。
故人様のすべての持ち物を保管するスペースがあればいいのでしょうが、日本の住宅事情ではそれは難しいことでしょう。
いずれ片づけることになるのであれば、早めに片づけられることをおすすめします。
もしもゴミ屋敷だったとしたら
近年、ニュースなどでもゴミ屋敷が多くなっていることが伝えられています。
もしも故人様が住まわれていたお宅がゴミ屋敷だったとしたら、そしてそこがもし賃貸物件だったとしたらどうすればいいのでしょうか。
賃貸物件にお住まいの方がお亡くなりになった場合、大家さんから退去を促されることがほとんどです。
ご遺族がそのまま借りれば問題はないわけですが、それがあまり現実性のない解決方法です。
退去するとなると大量の遺品をどうするかというお悩みが発生します。
心を込めて遺品を片づけることと、迅速に処分することの両方が求められます。
大量のゴミの処分だけでも大変であるのに、重要な品物や形見の品を探索しながらの片づけはかなりハードなものになるでしょう。
張り切って片づけ始めたのはいいけれど、1日かかってもわずかしか片づけられないことも珍しくありません。
ゴミ屋敷がもたらす問題
賃貸物件だけでなく、自己所有物件であっても安心してはいられません。
ゴミで部屋がふさがれた状態では、そこに故人様のお骨やお位牌を安置することも、弔問客を迎えることもできないでしょう。
それに、故人様がお亡くなりになったことで、ご遺族に近隣住民から苦情が寄せられること考えられます。
敷地内にゴミが積み上げられている状態であれば、周囲に迷惑をかけていないのではないかと思われるかもしれません。
しかし、うず高く積み上がったゴミがいつ道路側に崩れ落ちるかわからず、いつ火災の原因となるかわからないまま放置されるのはよくありません。
このような状態を放置されているお宅は、放火される危険性がかなり高いことがわかっています。
放火されて近隣に類焼が及んだとしたら取り返しがつきません。
また、異臭や害虫が発生することも考えられます。
これでは、個人の問題ではなく、近隣住民全体の問題になってしまいかねません。
高齢者の住まいがゴミ屋敷になる理由
テレビのワイドショーなどでは、高齢者の住まいがゴミ屋敷化しやすいと伝えています。
独居高齢者が多くなったことで、高齢者の孤独死が問題視されていることは事実です。
しかし、孤独死がもっとも多い年代は、男女ともに60歳から69歳ですからそれほど高齢というわけではありません。
そして、ゴミが増えてしまう傾向にあるのもこの年代です。
なぜ、この年代の方はゴミを溜めこんでしまう傾向があるのでしょうか。
それには、身体的な問題と精神的な問題があります。
年齢を重ねると体が思うように動かなくなることは誰もが知っていることでしょう。
ただ、多くの方は徐々に体が動かなくなると思われているのではないでしょうか。
ところが、実際には、ある時期になると一辺に体が動かなくことがあります。
なだらかな下り坂ではなく、いくつもの断崖があるといったところでしょうか。
一度に体が動かなくなり、ゴミ捨てが億劫になることでゴミが溜まりやすくなるのです。
働き盛りの住まいがゴミ屋敷になる理由
意外に思われるかもしれませんが、働き盛りの中高年で孤独死される方が増えています。
孤独死の割合を見ると60歳から69歳がもっとも高くなっていますが、次いで高い割合を占めているのが働き盛りの中高年です。
男性は40歳から59歳までが15%以上、女性は30歳から49歳までが15%以上と高率となっています。
息子や娘が孤独死してしまい、ご両親が上京できないため同僚が遺品の片づけを頼まれるということも少なくありません。
孤独死された方の多くが、踏み場もないほどのゴミで埋め尽くされた部屋に住まわれていたことがわかっています。
そのため、関係者の間では隠れたゴミ屋敷問題とも言われています。
まだ若い年代の方々が、毎日ゴミと向き合って生活していたわけです。
これは、長時間労働やブラック企業などの問題と切っても切り離せない問題でしょう。
忙しいから掃除は後回しにしよう、年末にまとめて大掃除しようと思っているうちに、部屋いっぱいにゴミが積み上げられている状態のまま亡くなられているわけです。
ゴミを自力で運び出すのは困難
1つ2つのゴミ袋であれば、運び出すことはそれほど困難なことではありません。
しかし、それ以上になるとゴミを運び出すことがかなり困難であることがおわかりになるでしょう。
部屋いっぱいのゴミを捨てるとなると、ご遺族が自力で運び出すのはほぼ不可能です。
自己所有の家屋にお住まいなら、時間をかければなんとか運び出せるかもしれません。
しかし、膨大な時間をかけて運び出しているうちに、悪臭や害虫などの問題が深刻化する恐れがあります。
また、近隣住民との軋轢の度が深くなるかもしれません。
それに、すべてゴミだからと運び出せばいいというわけではもありません。
ゴミのように見えるものでも遺品であることには変わりなく、その中には大切なものが混じっている可能性もゼロではないからです。
捨ててしまってから、大切なものが混じっていたことがわかっても取り返しがつきません。
そのようなことにならないために、慎重かつ迅速に運び出す必要があります。
運び出しから掃除まで
弊社にお任せいただければ、慎重に遺品を仕分けし、迅速に運び出すこともできます。
それだけでなく、再び住まうことができるまでお掃除することも可能です。
弊社をご利用いただければ、ご遺族のお悩みのほぼすべてを解決することができるでしょう。
他人の手を借りることを躊躇されるかもしれませんが、自力では難しいことを延々と悩まれるよりもスパッと解決されたほうがいいのではないでしょうか。
賃貸物件ならなおさら早く決断する必要があります。
ご遺族のお心に寄り添い、できうる限りのサポートをいたしますのでご安心ください。
不用品の買取も
お住まいを覆い尽くす物品の山は、すべてがゴミとは限りません。
ご遺族が使われる予定がないものでも、まだまだ使えるものが混じっていることも少なくありません。
そこで、弊社では、まだまだ使えるもので中古市場で需要があるものを買い取らせていただいております。
不用品とは言えないまだまだ使えるものを買い取らせていただくことで、処分しなければならないゴミの総量を大幅に減らすこともできます。
また、捨てるために手数料やリサイクル料が必要な家具や家電なども、弊社が買い取ることで手数料やリサイクル料を支払わずに済ませることも可能です。
生前整理のほうが安価になる場合も
最近では、生前整理を依頼される方も少なくありません。
故人様がお亡くなりになってから遺品の仕分けや形見分けを相談されると、故人様のご希望とは違った結果になってしまうこともあります。
それに、残された遺族に迷惑をかけたくないという思いから、生前整理を希望される方が増えています。
また、遺品整理より生前整理のほうが安価になることが多いのも、生前整理を選ばれる方が増えている理由です。
このままの状態では、家を家族に引き継がせることができないと考えられるからかもしれません。
生前整理であれば、残したいものと処分するものの仕分けもスムーズで、処分方法の打ち合わせも短時間で決まります。
生前整理は通常の不用品の処分とあまり変わりがないため、ずっと安価に整理することができます。
遺品を整理した後の掃除も
長い期間ゴミが積み上げられていた状態のままでは、悪臭や害虫が発生する恐れがあることはご存知でしょう。
遺品整理をしたとしても、そのままの状態では通常の生活ができない可能性もあります。
とりあえず、物がない状態にした後は、普通の暮らしができるように掃除をしなければなりません。
通常の掃除では悪臭を取り除くことができないため、プロの力を借りる必要があります。
弊社では、ご希望により特殊清掃なども請け負っております。
悪臭や害虫の発生を抑え、通常の生活ができるまで清掃させていただきますのでご安心ください。
見積もりには下見が必要です
弊社では、できうる限り迅速に見積もりを行っておりますが、正しい見積もりをするには下見が必要です。
同じ広さや間取りであっても状況はそれぞれ違うため、電話等で費用を即答することはできません。
まずは下見を行い、ご遺族のご希望をお聞きした上で、見積もりを行わせていただきます。
見積もりは無料ですのでどうぞお気軽にご依頼ください。