供養の心はすべてに及びます
通夜や葬儀の時だけでなく、人は供養という言葉をよく使います。
それはお墓へ花を手向ける行為であったり、寺院などで手を合わせる行為であったりします。
供養の心が及ぶ範囲はお墓や寺院だけではありません。
故人様が愛用されていた古い針や人形、鏡といったものも、供養が必要だと考える方も大勢います。
ニュースなどで、針供養や人形供養といった言葉を耳にされることもあるのではないでしょうか。
遺品を整理する際、すぐに処分することを躊躇される方も少なくありません。
どの品にも故人様の思いがこもっているように感じられるからでしょう。
たとえ、他人にはゴミや不用品のように思えたとしても、ご遺族にとっては大切なものに見えるに違いありません。
仏壇は、かなり宗教的なものであることから、そのまま捨てることを躊躇される方も多いでしょう。
それならば、十分な供養をしてから処分されてはいかがでしょうか。
ご遺族の心も癒してくれる供養
供養は、故人様だけでなくご遺族の心も癒してくれるものです。
仏教では、善行を積むことにより、故人様を極楽浄土に導くことができると説かれています。
故人様が大切にしていた品物を供養することにより、その品物も浄土に送ることができるといわれることもあります。
供養を通し故人様と心の対話をすることで、日常生活の喧騒から離れ心穏やかな境地に至ることもできるのではないでしょうか。
また、供養をすることで故人様の愛用品を浄土に送ることができるなら、心置きなく今世に残された形ばかりのものを処分することもできるでしょう。
家族・親族が揃って供養をすることで、故人様との思い出を深く思い出すこともできるでしょう。
置くスペースに困る仏壇
核家族化が進んだ昨今、先祖代々お守りしてきた仏壇を置くスペースに困るお宅も多いのではないでしょうか。
日々題目や称名を唱えられていた故人様がお亡くなりになったなら、本来ならご遺族のどなたかが引き継ぐものです。
しかし、住宅事情により置くスペースがないため、処分したいと考えられる方も多いようです。
たとえ不用になったものとはいえ、仏様やご先祖様をお祀りしていたものをそうおいそれと捨てることはできません。
魂入れや開眼法要を済まされている場合は、そこにご先祖様や故人様の魂が宿っているとされています。
ご先祖様や故人様の魂が宿っているものを、簡単に捨てれば罰が当たるのではと思われるかもしれません。
それではどうすればいいのでしょうか。
魂入れや開眼法要をされたか確認を
どうすればいいのか考える前に、仏壇に魂入れ・開眼法要をされたかどうかをきちんと確かめましょう。
魂入れ・開眼法要をされている場合は、魂抜き・閉眼法要を行わなければなりません。
檀家となられている寺院やお付き合いのあるご僧侶に、魂入れ・開眼法要をされているかどうか尋ねてみましょう。
もし、魂入れ・開眼法要をされている場合は、ご僧侶にお願いして魂抜き・閉眼法要を行いましょう。
どうしても魂入れ・開眼法要をされているかどうかわからない場合も、魂抜き・閉眼法要を行うことをおすすめします。
魂抜き・閉眼法要については、菩提寺やお付き合いのあるご僧侶の指示通りに執り行えば大丈夫です。
ご僧侶に住まいまで来てもらう
魂抜き・閉眼法要は、ご僧侶に住まいまで来てもらい執り行うのが一般的です。
菩提寺やお付き合いのあるご僧侶に事情を話し相談をすれば、住まいまで来て魂抜き・閉眼法要を執り行ってくれるでしょう。
ただ、ご遺族が離れて暮らされていた場合、どうしても菩提寺がわからないこともあります。
最近では、菩提寺がどこだったかさっぱりわからない、菩提寺はあるけれど住職がすでにいないということもあります。
その場合は、来てくれるご僧侶を探すところから始めなければなりません。
ネット上には手配サイトや紹介サイトなどもありますが、弊社にご相談いただけばすぐに来ていただけるご僧侶を紹介できるかもしれません。
回収後に法要を依頼する
ただ、孤独死されたなどの理由で、お住まいまでご僧侶に来ていただくのは気が引けるということもあります。
ご僧侶に、悪臭が漂いゴミが散乱している状態の住まいに来ていただくのは失礼にあたることもあります。
これではとてもご僧侶をお呼びできる環境ではないと判断されたなら、弊社にすべてお任せいただけないでしょうか。
弊社は遺品整理を行っている業者ですが、ご要望があればご遺族に代わってご僧侶の紹介や法要の段取りなどをすることもできます。
一旦お宅から回収し、その後別施設で法要を行った後、お焚き上げにより処分することが可能です。
運び出しなどは弊社のスタッフが行いますので、ご遺族は何もなさる必要はありません。
自宅でのお焚き上げ
人口が少なくそれほど民家が密集していない田舎では、庭先でお焚き上げをすることも珍しくはありませんでした。
大きなドラム缶などを庭に据え火を焚き、題目・称名などを唱えながら浄火によって焼納するわけです。
いわば野焼きですが、民家が密集している今の時代に気軽にできることではありません。
風の強い日などは類焼の危険性もありますから、よほど広い土地でもない限り自宅の庭で焼納をされるのはやめられたほうがいいでしょう。
風が弱かったとしても臭いや煙などでご近所迷惑になることもありますから、自分自身で行うのはおすすめできません。
寺院でのお焚き上げ
お焚き上げといえば、一般的には寺院などで行われるものです。
護摩木で火を燃やし、その浄火によって清め浄土へと送るわけです。
しかし、環境問題が取り沙汰されることが多い昨今では、だんだんと焼納が難しくなっています。
特別な設備のある焼納場などを完備している宗教施設でもない限り、気軽に受け入れてくれる寺院も少なくなっています。
焼納場を完備している宗教施設であれば、どのような宗派であっても受け売れてくれるところが多いようです。
宗教施設に送る場合は、事前に連絡してからにしましょう。
ただ、受入件数が多い場合は断られる可能性もあります。
弊社でお引き取りする場合
弊社では不用品として回収を行っておりますが、ご遺族のご要望があればご僧侶による供養を行うことも可能です。
供養品としてお預かりし、その後魂抜き・閉眼法要と焼納を行い、天上にお送りしますのでご安心ください。
どのような供養が行われたかお知りになりたい場合は、ご要望があればお伝えすることも可能ですので見積もり時などにご相談ください。
その他のご要望にも最大限お応えいたしますので、ご質問やご要望は事前にお伝えいただければ幸いです。
作業当日、急にご要望されました場合対応できない場合もあります。
合同お焚き上げ
ご遺族から特にご要望がない場合、弊社では合同でのお焚き上げにてご供養することになります。
ご僧侶をお呼びして個別で供養するわけではなく、合同で行われるため通常であればご遺族が立ち会われる必要はありません。
もちろん、立ち会われたいというご要望があれば別です。
立ち会われたいとのお申し出がありましたら、いつ執り行われるのかお伝えいたしますので、その日時になりましたら指定の場所までお越しください。
個別ではなく合同での供養となりますので、日時に遅れられた場合はお待ちできないこともありますのでご了承ください。
立ち会われない場合でもしっかり供養いたしますのでご安心ください。
自治体でも引き取ってくれない仏壇
ところで、仏壇だけを処分したいだけであれば、自治体に引き取ってもらうことができるのではないかとお考えになれるかもしれません。
確かに自治体では家具などの粗大ゴミの引き取りを行っていますが、嵩張るだけでなく宗教的色合いが濃いため引取依頼を受付ない自治体も増えています。
粗大ゴミの回収作業を行っている作業員としても、回収作業をするのは精神的な負担が重い場合もあるでしょう。
そういうこともあり、引き取りを取りやめる自治体が多くなったのではないでしょうか。
購入した販売店に引き取ってもらうことを推奨している自治体もありますが、いつ購入したかわからない場合は販売店を探し出すことさえ困難でしょう。
そうなると、ご遺族が独自に処分方法を探さなければなりません。
仏壇だけでなさまざまな仏具もお焚き上げを
弊社は、長年にわたり遺品の整理を行ってきたため、仏壇の取り扱いにも慣れております。
また、近年とみに供養をしてもらいたいというご要望も多いため、各宗派のご僧侶との関係も構築しております。
仏教にはさまざまな宗派がありますが、どちらの宗派でも対応することが可能です。
そのためお焚きげなどの供養に対応することもでき、遺品の処分に悩まれているご遺族から助かったと喜んでいただいております。
他にも位牌や仏具など処分に困る遺品が他にもある場合は、ぜひ弊社にご相談ください。
弊社にご相談いただければ、それぞれに合った供養をした後、それぞれの材質に合った処分をさせていただきます。
環境にも配慮して供養させていただきますので安心してお任せいただけます。