イスラム教徒の方の遺品整理も親切丁寧がモットーの当社におまかせください

日本在住のモスリム・モスリマ

「アッサラーム・アライクム」は、あなたの頭上に平安が訪れますようにという意味です。
こんな挨拶を交わしながら日本で暮らす回教徒ことイスラム信者は、10万人とも20万人とも言われています。
この中には、外国から日本へ渡り暮らすようになった回教徒と恋に落ちて、結婚をきっかけに改宗した生粋の日本人も多くいます。
トンカツやしゃぶしゃぶ等の美味しい豚肉料理と永遠に決別して、愛を選んだ同胞たちです。
アッラーを唯一神とあがめ信仰する彼らの生活様式は、エキゾチックで謎めいたオーラに包まれています。
本日は遺品整理や不用品回収の依頼を接点に垣間見た、イスラムの方々の弔いや供養のシーンをご紹介するとともに、遺品整理を検討される回教徒の方のお役に立てる情報をまとめてみようと思います。

イスラム教徒が亡くなると

回教には神の審判と復活という考え方があります。
キリスト教徒と同じで、亡くなった後に神の審判がくだりこの世に戻されることになれば、肉体が必要です。
だから遺体は火葬せず、土葬で埋葬されます。
日本で暮らす回教徒のみな様にとって、土葬の問題は大きな悩みの種でもあります。
火葬が一般的な現代の日本には、土葬が可能な墓地は全国にたったの数か所しかないのです。
回教のみな様の選択は、この墓地で永眠するか、遺体を母国に空輸する、泣く泣く火葬の3つに1つになります。
遺体を母国に送るとなると莫大なお金がかかります。
お金持ちにだけ許された選択肢です。
火葬にすると、復活のための身体が無くなってしまうことになります。
なんとかしてやりたい気持ちは山々ですが力及ばす、我々スタッフはその分一生懸命、誠実に遺品整理に精を出すことで誠意を尽くそうと頑張っております。

葬儀や供養はどんな風に行われるのか

イスラム教徒の親戚や友人知人が亡くなったときは、早めの行動が大切です。
亡くなったあと24時間以内に遺体を埋葬するのがイスラムの教えですが、日本の法律では死後24時間を経過しなければ火葬や埋葬ができません。
イスラムのみな様は、死亡診断書を取得し死後24時間がたったら、即座に埋葬を決行します。
亡くなった人のご遺体はモスクで洗い清められると、モスク内に場所がなければ、自宅や一般のホールを借りて白い布にくるまれて埋葬の時を待ちます。
回教徒ではないみな様の弔問は、このときに行うのがベストです。
埋葬後にモスクで行われるのが一般的な彼らの葬儀では、故人と対面することは出来ないのです。
それに、異教徒はなかなかモスクにも入れてもらえません。
最後にひと目会いたくて行ったのに、会えなかったと涙目になる前に是非このことを覚えておきましょう。
善は急げ、24時間以内に故人に会いに行ってくださいね。

服装や香典の心得

お悔やみに行くときは、ブラックフォーマルの服装であれば問題はありません。
彼らの葬儀マナーやしきたりはいたってシンプルです。
香典をおくる習慣もないので、特に用意する必要もありません。
失礼のない服装でお参りをし、できれば静かに故人の死をいたみお別れをすると良いでしょう。
亡くなったときに行けなかったから、次回の法事のお参りに参列をしようと考えても、イスラムの教えには年忌法要や先祖供養の概念はありません。
思い立ったときに、お墓参りに出かけるのが一番でしょう。

亡くなった方の遺品整理生活家電や家具の買い取り

亡くなった方が賃貸マンションや借家に住んでいた場合は、早急な明け渡しが必要になる場合があります。
身の回りの一番大切な身の回りの品を残し、ほかは処分する必要も出てくることでしょう。
故人の持ち物の中には、リユース目的で買い取りが可能な物もあるので、参考にしていただけたらと思います。
日本に暮らすイスラム教徒のみな様は、日本の家電製品に囲まれて生活をされていることがほとんどです。
リユースのための買い取りが可能な家電製品は、製造からおおむね5年以内の製品です。
家具は3年以内が目安になります。
綺麗な状態であればあるほど買取価格は高くなります。
処分にお困りの家電製品や家具があれば、ぜひ当社にお気軽に声をおかけください。
スピーディで良心的な見積もりをお約束します。
また状態によって買取ができない製品でも、安心価格で処分をさせていただきます。

リユース市場で人気のペルシャ絨毯

異国で暮らす人々は、母国の生活を思い出したり懐かしむために、生まれ育った国の家具や調度品を使っておられる方も多いです。
日本在住の回教徒のみな様の出身国はさまざまです。
たとえば、イランから来られた方のお住まいには、本場のペルシャ絨毯が敷かれていることが良くあります。
手織りで丹精こめてつくられるペルシャ絨毯は、色合いの美しさからインテリアや敷物以上の芸術的な価値が認められています。
年季があっても良いものは高く評価され、高額で買い取られることがあります。
絨毯だけでなく小型の敷物やタペストリーなどがあれば、廃棄してしまう前に是非声をかけていただきたいものです。

エキゾチックで魅力的なエジプト螺鈿

回教徒のみな様の住居でおみかけする家具や調度品には、明らかに日本製ではないエキゾチックな物がたくさんあります。
私たちが日常利用するものとは全く違うので、ついつい見とれたり眺めたりしてしまいます。
モスリム・モスリマのみな様にはありふれた家具であっても、私たちにとっては珍しく価値あるものの一つになります。
そのような家具の代表選手が、エジプト産の螺鈿細工があしらわれたテーブルやサイドテーブル、パーテーションです。
オスマン帝国時代に、トルコやシリアで生まれた螺鈿細工の伝統工芸品は、真珠貝の内側の光沢のある真珠質を使って、独特な幾何学模様のデザインに仕上げます。
インテリアにこだわる人々にとっては、大変貴重なものになるはずです。

オリエンタル情緒あふれる小物や雑貨

中東やイスラム圏の国を旅したことのある人は、多彩なカラーのモザイクのランプやカイロで作られた螺鈿のジュエリーボックスを旅の土産に購入された経験があるかもしれません。
これらを代表とする工芸雑貨屋や小物のアイテムもリユース市場で人気のある品物です。
このようなアイテムも、処分ではなく買い取りの対象にできることがあります。
みな様の身近に置いてあるエキゾチックなアンティーク調のランプや、水タバコの吸引器具をコレクションしているマニアの方がいらっしゃると聞きます。
ネットオークションなどに出して見ると、良いかもしれません。
ジニーが出てくる魔法のランプがあれば、私も高値で競り落としたいくらいです。
ジニーが出て来なくても、日本では手に入らないものなので、思わぬ高値で落札されるかもしれません。

モスリマの隠れたオシャレスキル

厳格なイスラムの国の女性は、頭の被り物ではなく身体全体を覆う黒いチャドルや目だけしか表に出ないニカーブという黒い服装をしています。
あの黒装束を脱ぐと、オシャレが大好きでアクセサリーもバッチリ決めたファッショナブルなイスラム女性が現れるというから驚きです。
外観よりも内側が大切と考えるイスラム思想は、建築文化にもよく現れています。
そっけない外観の家に入れば、そこにはきらびやかで洗練された空間が広がるというのが、イスラムのみな様のスタイルです。
モスリマの遺品の中には、ジュエリーやアクセサリーもたくさんあります。
24ｋや22ｋ，pt850などの刻印のあるネックレスや指輪はいずれも金やプラチナ製です。
受け継ぐ人がいないときは処分することになりますが、貴金属の価値は世界共通です。
うっかり慌てて捨てたりしないように気をつけましょう。

細心の注意でみな様の遺品整理

信仰やお祈りのために使う聖具は、どの宗教のものであれ大切に扱うのは常識です。
イスラム教徒のみな様の遺品整理のさいに肝に銘じていることは、みな様が特に大切にしていらっしゃる聖典・コーランの取り扱いです。
開祖マホメットの教えの集大成であるコーランは、ボロボロな状態になっても家庭ゴミに出したりするのはもってのほか、なのです。
使われなくなったコーランは、焼いてその灰を土に埋めるか川に流すのが正しい処分法だと教えていただきました。
イスラム教の教えを大切に考える、みな様ならではの処分方法だと感心したところです。
聖具をはじめ、信者の方々のしきたりや気持ちをくんだ遺品整理をしなくてはならないと、今後も気持ちを引き締めて作業をさせていただきます。

異国で暮らし異国で没する

日本で生まれて日本で生涯を終える私たち日本人でも、全ての法律や決まりを理解しているとはいえません。
生活シーンで目にする回りくどいお役所の文章は、外国の方にはいっそう理解が大変なことでしょう。
いらない物を処分するという単純な行為にも、いろいろな法律や決まりがあります。
日本で生活されるイスラム教徒のみな様も、亡くなったご家族や友人の遺品の整理や処分にお困りのさいは、当社へお気軽にご連絡ください。
買い取りから廃棄まで、丁寧で親切な対応をお約束いたします。
ではみな様、アッサラーム・アライクム。