そもそも遺品整理とは何か?
近年、遺品整理を利用される方が多くなってきました。
人は誰でも生活していればいろいろな品物が溜まるものです。
それは故人様でも同じことで、生前使用されいた日用品や集められていた品物がかなりの数に上ることがあります。
お引っ越しをされたことがある方ならご存知でしょうが、ワンルームマンションの引っ越しでもかなりの荷物があるものです。
引っ越しであればあらかじめ荷物を整理することができますが、故人様の荷物となると生前整理をされている方はわずかです。
そのため、お亡くなりになってから急きょ整理をしなければならなくなることもあります。
何かと忙しい昨今、会社の忌引だけでは葬儀はともかく遺品の整理までできないことも珍しくありません。
そこで、弊社のような業者を頼りにされる方が多くなっているわけです。
核家族化と高齢化
葬儀の手配などで忙しく、とても遺品のことまで考えられないという方も多いのではないでしょうか。
ただ、形見分けなどの話し合いも必要ですので、ご家族・ご親族が一堂に集まる葬儀の時のどう形見分けをするかだけでも決めておかれることをおすすめします。
ここ20年ほどの間に、日本では核家族化と高齢化がかなり進んでしまいました。
一人暮らしの高齢世帯も多く、ご遺族が遠方に住まわれているため遺品を整理できないとお悩みの方も多くなっています。
弊社では、遺品のお悩みの相談をいつでも受け付けておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
弊社が請け負う業務内容のメインは遺品の整理ですが、特殊清掃からお焚き上げまで遺品にまつわることでしたらご要望にお応えいたします。
遺品整理に必要な知識
遺品はただの不用品ではありませんから、処分すればいいというわけではありません。
どれをとっても故人様やご遺族にとって大切な品物ですから、どのようなものでも疎かにすることはできません。
もし処分しなければならないとしても、法律や規則などに則って適正に処分する必要があります。
また、遺品をそのまま処分するのは忍びないというご遺族のお心が安らかになるように、さまざまな手順を踏むことが必要になることもあります。
それぞれの宗教によって手順がかなり違いますから、それなりの知識がなければ容易にできないことです。
知識が不足していては、整理さえも満足にすることができないでしょう。
弊社には知識豊富なスタッフが在籍していますので、安心してお任せいただけます。
遺品の供養
近年、遺品整理を業者に依頼されるご遺族が多くなる一方、同時にお焚き上げなどの供養も依頼されるご遺族も多くなっています。
故人様がいつも使っていた愛用品や好きで集められていたコレクションなど、もう使わないからといってむやみに捨ててしまったりすれば、心穏やかにいられないというご遺族が多いからでしょう。
遺品の整理は業者にすべて任せるけれど、遺品の供養だけは参加したいと希望されるご遺族も多くなっています。
そのため、ご遺族のご要望にお応えし、弊社などのように遺品の供養を行う業者も多くなっています。
弊社でできることでしたら何なりとご要望にお応えいたしますので、ご依頼される前にまずはどうされたいのかお聞かせください。
遺品のお焚き上げ
古来、真言密教には護摩業と呼ばれる修行方法がありました。
燃え盛る劫火のなかに護摩木を投げ入れながら、熱さに耐えながら読経をするというものです。
お焚き上げは、この真言密教の護摩業と修験道の修行が合わさったものであると言われています。
どのような由来であるかは判然としませんが、現在では人形やぬいぐるみなど魂がこもっているとされる品物を天上に返す方法として用いられています。
現在では、針などの裁縫道具から鏡や靴、美術品、パソコンまで、あらゆるもののお焚き上げが行われるようになりました。
仏教では草木国土悉皆成仏と言い、心が宿らないはずのものであっても大切にするうちに心が宿ると言われています。
日本古来の神道では、あらゆるものに神様が宿っていると言われています。
仏教と神道の違いはあれど、故人様が大切にしていたものに故人の心が宿ると考えるのは同じなのかもしれません。
業者に託される場合
これまでも遺影や灯篭などといった葬儀に使用された品々の処分を、弊社など業者に託される方の多さは今とあまり変わりがありません。
それが最近では、故人様がお持ちであった神棚や仏壇から、写真、日記、人形、パソコンなどを託される方も多くなりました。
日常生活で使用されていたありとあらゆるものを託される方もいらっしゃいます。
その量が多くなれば、遺品整理とは別のサービスとして提供しなければならないこともあります。
遺品の保管などにスペースと費用がかかることもありますので、まずは事前にご相談ください。
ご遺族にとって最適な提案とアドバイスをさせていただきます。
宗教施設に宅配で届ける
日本全国には、特定の品物を供養してくれることで有名な神社仏閣がたくさんあることをご存知でしょう。
そのような神社仏閣では、毎年多くの方が自分や家族の持ち物を持ち寄ってきます。
もし、ご希望でしたら、有名な神社仏閣に託すことも可能です。
この場合は宅配便などで届けることになりますから、弊社でも荷造りなどのサポートをすることが可能です。
神棚や仏壇などサイズが大きいものは梱包するだけでも大変ですから、どうぞお気軽に弊社にご依頼ください。
ご相談の上、遺品の整理とは別に、神社仏閣に品物をお届けするお手伝いをいたします。
供養も環境に配慮しなければならない時代
盛大なお焚き上げで有名であった神社仏閣であっても、最近ではお焚き上げを中止するところも少なくありません。
環境問題が取りざたされている昨今では、特別な設備もないままお焚き上げを行うことを問題視する方が多いからでしょう。
神社仏閣などでも、環境に配慮しなければならない時代になってきたということでしょう。
お焚き上げは一見すると野焼きとほぼ同じ行為ですから、環境のことを気にされる方がいたとしても無理はありません。
お焚き上げを中止する神社仏閣もありますが、必要な設備を整えて継続される神社仏閣もあります。
お焚き上げを中止する神社仏閣ばかりではないわけです。
ただ、受け入れられる量が限られるため、希望通りにすべてお焚き上げできるとは限りません。
合同お焚き上げ
お焚き上げを中止する神社仏閣が多くなったことで、合同お焚き上げを行う業者が増えております。
合同お焚き上げとは、倉庫など別スペースに遺品をお預かりし、指定の日にご僧侶などに読経を行ってもらうというものです。
お焚き上げがにより、故人様が愛用されていた日用品やコレクションを天上に送ることができるわけです。
いわば、遺品のお葬式とでも言えばいいでしょうか。
お焚き上げが済めば、ご遺族も安心して心置きなく遺品を処分することができるのではないでしょうか。
お焚き上げが終了した遺品は、その後適切に処分されますからご安心ください。
弊社では、法律や規則を遵守し、ご遺族のお心に沿って遺品を処分させていただいております。
各宗派に対応いたします
日本には、仏教や神道、キリスト教、イスラム教と、ありとあらゆる宗派が存在します。
日頃は熱心に信じられている方でなくても、こと葬儀や遺品については故人様の属していた宗派で行いたいと希望される方がほとんどです。
故人様がキリスト教徒であったのに、お焚き上げをご僧侶が行うのは不自然でしょう。
弊社では、ご遺族のご希望がありましたら、できうる限りそれぞれの宗派に対応させていただきます。
その場合でも、仏教であれば真言宗や禅宗など何でもよろしいのか、それとも日蓮宗なら日蓮宗のご僧侶でなければならないのかで対応が違ってきます。
準備をしなければならない関係上、宗派などのご希望について細かく聞かせていただくかもしれません。
どうぞ、ご希望があれば遠慮なされず何なりとお伝えください。
合同お焚き上げへの参加
大切な方の遺品に関わることですから、自分の目でどのように行われているのか実際に見てみたいとお考えになるご遺族も多いようです。
多くの参加者がある場合は、スペースの関係上あらかじめ事前に準備しなければなりません。
お焚き上げへの参加をご希望される場合は、見積もり時などの機会に事前にお申し出ください。
事前にお申し出いただければ、弊社ができうる限り対応させていただきます。
供養とお祓い
ところで、お焚き上げはしたほうがいいものなのでしょうか。
それに、お焚き上げはお祓いなどとどう違うのでしょう。
故人様の愛用していた日用品やコレクションを浄化する、清めるという点ではどちらも同じことかもしれません。
ただ、お祓いは、祓うという動詞から受ける印象からもお分かりのように、穢れを祓うことに力点が置かれています。
一方、お焚き上げは、故人様に愛用品をお届けすることに力点が置かれています。
天上で故人様が困らないように、愛用品をお届けしようというものです。
神仏習合といい、日本では仏教と神道がないまぜになっています。
そのため、日常生活では、それぞれ分け隔てて考えることはあまりありません。
葬儀や遺品などは非日常ですから、今一度本義に立ち返ってお考えになったほうがいいかもしれません。
そうすれば、自分自身のためにお祓いがされたいのか、あるいは故人様に届けたいのかなど、遺品をどうされたいのか自ずとわかってくるのではないでしょうか。
供養したほうがいいもの
高齢化社会に突入し、いつ誰がお亡くなりになったとしても不思議ではありません。
突然お亡くなりになるということは、それまで使用されていた品々をすべて置いていくということになります。
いくら大切な人だとしても、ご遺族が離れて暮らされている場合、どのような遺品があるのか皆目わからないことも少なくありません。
どのような経緯で手に入れ、そしてどのように処遇すればいいものなのか迷うこともあるでしょう。
特に、宗教的なものをどうすればいいのか迷われることが多いようです。
これまで長らく遺品に関わってきた弊社のスタッフなら、どの遺品をどのように処遇・処分すればいいのか見分けることができます。
宗教的な供養が必要であれば、アドバイスさせていただきますのでご安心ください。
ご遺族に代わり整理
大切な方の遺品を整理するのは、自ずと力が入るものなのではないでしょうか。
思いが込み上げてきて、どうにも作業が進まないということもあることでしょう。
弊社では、そのご遺族の心を心として丁寧に遺品整理をさせていただきます。
心を込めて作業いたしますので、1つとして遺品を粗略に扱うようなことはありません。
ご遺族のお気持ちと現在の法規などをすり合わせ、どの方法が最適なのかを考えながら整理させていただきます。
不用品であっても故人様のものを粗略に扱われるのは辛いものです。
弊社では、ご遺族にそのような辛い思いをさせることはありません。
遺品整理のための資格
弊社では、遺品整理をするために必要な資格はすべて取得しております。
産業廃棄物収集運搬許可や古物商許可など、必要な資格を取得しておりますので安心してお任せいただけます。
また、宗教の専門家ではありませんが、長い経験とノウハウから適切な提案やアドバイスをすることが可能です。
遺品のことでお悩みでしたらなんなりと弊社にご相談ください。
ご遺族の心が晴れますようできうる限りのことをさせていただきます。