遺品には色々な種類がある

遺品というとどういうイメージを持つものでしょうか。
よく、映画やドラマなどで形見として時計や指輪、本などがありますが、そのように身につける物、傍に置いておくものだけでなく、故人が生活に使用していた物全てが遺品なのです。
ですから、大きな物は箪笥、ベット、家電は冷蔵庫、洗濯機などから、ボールペンまで全ての家財道具です。
当然その中には、価値のある物も含まれていますが、多くの物は他人から見ると不用品の集まりなのです。
しかし、遺族にとってはただの不用品ではありません。
故人が生きていた証であり、思い出のある大切な品物です。
ですから、粗略に扱われたりはしたくないものです。
そして、遺品に対する価値観も遺族によって違う、少し難しい品物です。

故人が住んでいた自治体のルールを守って処理することが大切

遺族にとって大切な物であっても、全ての物を保管することはなく多くの遺品は処分されます。
その時は、故人の住んでいた自治体のゴミ出しルールに従って処理をしなければいけません。
誤ったゴミ出しをしてしまえば、近隣住民や自治体にも迷惑がかかり、故人の名誉を傷つけることにもなりかねません。
遺品処分をする時は、しっかりとゴミの出し方や収集日の確認をして、スケジュールを合わせ作業をする事が大切です。

尼崎市のゴミの出し方と分別種類について

故人が尼崎市に住んでいた場合は、指定された収集日の当日朝8時までに尼崎市ごみ指定袋にごみをいれて、片手で持てる大きさ、重さにまとめて出さなければいけません。
分別の種類は、燃やすごみ、びん・缶・ペットボトル、紙類・衣類、金属製小型ごみ・危険なものが日常的に出すごみの種類です。
指定の収集日以外に出したり、分別や出し方が間違っている場合は収集せず、残置されますからきちんと守って出さなければいけません。
燃やすごみは、台所ごみ、紙くず、ゴム、皮革類、せともの類、プラスチック類などの家庭の生活ごみです。
週2回の収集で、月・木曜日地区と火・金曜日地区と水・土曜日地区に分かれていますねで、故人の住んでいた地域がどれに該当するかしらべましょう。
びん・缶・ペットボトルは、飲料・酒・調味料・食品が入っていたびん、缶、ペットボトルで中身が口にする事ができるものです。
化粧品や農薬のように口にできないものが入っているものは対象外です。
金属性小型ごみ・危険なものは、大きさが20センチ以上50センチ以下のもの で、炊飯ジャー、湯沸かしポットなどの家電製品類 、フライパン、ステンレスボトルなどの金属製の家庭用品類 または直径などが20センチ以上のクッキー缶 、ブロック・レンガ が対象です。

尼崎市で大型ごみを出すには

処分する大きな家具や家電は大型ごみの分類で出します。
収集には家庭ごみ案内ダイヤルで申し込みます。
申し込みが済むと、収集日までに尼崎市ごみ処理券取扱店で、教えられた料金分の大型ごみ処理券を購入します。
これを1点ずつ処理券を貼って、申込時に指定された収集日に出します。

尼崎市で臨時ゴミを出すには

引っ越しや家の片付けなどで一時的に多量に出たごみを有料で収集してくれるので、遺品処分で多くの品物を出す時はこれに該当します。
利用する際には事前に予約が必要です。
なかなかスケジュールが合わせられない遺族は都合の良い収集日にしたいものですが、土曜日や日曜日には収集されず、申し込み状況により希望に添えない場合がありますから注意が必要です。

遺族の負担が大きい遺品処分

故人と同じ地域に住んでいる場合は、ゴミの分別に慣れているのでそれほど苦労することはないのですが、地域が違うと全くと言っていいほどやり方は違うものです。
それでも、自分は違う地域に住んでいるから分からないと、いい加減な分別をしてしまうと、収集されずに残置されることになり、多くの人に迷惑をかけることになります。
遺族も遺品整理や処分に費やす時間を作ることが困難な場合もあります。
仕事で忙しい、遠方に住んでいる、病気で力仕事ができないなど、遺品整理は大切な作業と分かっていても出来ないこともあるのです。
このように、遺品整理や処分は遺族にとって大変な負担で、無理をして遺品整理をしたことで、健康を害したり、交通費の負担が大きい、仕事上トラブルになったりと遺族の生活を脅かすことにもなります。
遺品整理は遺族だけで行うことは大きな負担を覚悟しなければいけないかもしれません。

最近は業者を利用して負担を軽くすることが多い

そうならないためにも、業者を利用して負担を軽くしたいものです。
最近は、日本も少子高齢化社会と核家族化で、家族の関係も変わってきました。
昔は、同じ地域に親戚が多く住み、家族の人数も多く、３世帯の家族など珍しい事ではありませんでした。
そのため、遺品整理は遺族だけで行う事が普通で、特別なことではなかったのです。
しかし、今はそうすることが無理な事から、遺族が出来ない分をサポートする業者を利用することが、一般的になりました。

遺品整理専門ならではのサービスも豊富

遺品整理を専門で行っている業者は、多くの現場を経験し、処理してきたノウハウで、遺品の事で困っている遺族をサポートすることができます。
多くの遺族が、遺品整理という経験が初めてで、何をどう処理していいか迷うものです。
そのような時も、適切にアドバイスをしてます。
例えば、部屋の片づけ、引っ越しと違い、遺品は故人の思い出のある品物なので、中にはゴミと一緒に廃棄することに抵抗を感じるものもあります。
写真や人形といった故人の愛着あるものは、供養し処分するというサービスもあります。
供養することで、遺族の気持ちも落ち着きます。
実家には必ずあると言っていい仏壇があります。
進学や、就職などで実家を離れ、永く別に生活をしていると故人が親しくしていた寺とも疎遠となり仏壇の処分の事を相談出来ない場合があります。
多くの仏壇は、新しい仏壇を作った時に開眼法要または魂入れとも呼ばれる法要を行います。

仏壇を処分する時には、仏壇に宿っている先祖や故人の魂も一緒に処分してしまう事になるので閉眼法要をしなければいけないのです。
閉眼法要をしたことで、初めて仏壇はただの物になり処分することができます。
どこにも相談出来ない場合は、業者が提携している寺社で処分をする前に必要な閉眼法要を取り行ってくれます。
その他にも、病死、孤独死や自殺現場、事件現場など遺族のショックが大きい事例もあります。
そのような時でも、遺品整理をしなければいけませんが、このような状況で遺族が作業することは酷な事です。
業者ならば、遺品の整理はもちろん、亡くなり方がショックな場合でも特殊清掃をする事ができます。
特殊清掃を必要としない場合でも、汚れや傷があれば原状回復をするサービスもあります。

遺族で話し合いどのような業者に依頼するか相談する

このように、遺品整理を専門とする業者には、遺族が必要とする作業を代わりにしてくれるので、困った時には依頼することがお勧めです。
しかし、気になるのが作業費用です。
いくら身内といっても、お金の事は後で揉めることが多いものです。
どのくらいの金額であれ依頼しても良いのか、自分達でどこまで作業ができるのか、またはしたいのかなどを遺族の間で、それぞれが時間と労力、金銭面、スケジュールなど、負担が出来るかを話し合い事が必要です。
遺族間で納得したうえで、業者に依頼しましょう。

業者を決める方法は

業者に依頼するとなると、今度はどうやって業者を決めるかです。
インターネットで調べると、多くの業者があります。
それだけ、今は需要があり多くの業者が営業をしているのです。
急に数が増えれば、気になるのは悪質な業者はいないか、依頼する業者はきちんと仕事をしてくれるかが気になります。
そのような場合は多くの業者が無料見積をしているので、見積を取ってみることです。
この時、電話で申し込みますが、電話の応対が良ければ選ぶポイントとなります。
また、見積にきたスタッフの対応もチェックが必要です。
こちらの要望に対して親切に応えてくれるか、見積をする時に遺品を雑に扱わないかも重要です。
自分に専任スタッフが要るかという事も重要なポイントです。
いくら、見積時にこちらの要望を伝えても、いざ作業をする時に全く伝わっておらず十分な作業をしてもらえないという事もあります。
そのような事にならないためにも、見積から作業終了まで一貫して携わってくれるスタッフが要ることが重要です。

費用を抑えられることもあるので、積極的に利用することを考えよう

作業費用がかかるので、頑張って無理をしてでも自分達で遺品整理をしようと思う場合もあるでしょう。
しかし、遺品の中には遺族が気がつかない高額な買い取り可能な品物もある場合があるのです。
骨董品や美術品でなくても、買取サービスのある業者は遺品の中から買取可能な品物を見つけ出し買い取ってくれます。
そうすることで、買取金額は作業料金から差し引かれるので、費用が抑えられるのです。
買取金額の方が高くなり、手元に現金が残るという事も珍しくありません。
まずは、無料見積を利用してみることをお勧めします。