初めての方でも安心！遺品整理の基本情報から具体的なアイテムの遺品処分方法まで紹介

遺品の種類は人それぞれ

遺品整理の知識がない方や未経験の方は、まず基本的なことをしっかり理解しましょう。
それから具体的なノウハウや進める上でのポイントを把握すれば、効率良く処分作業を進められます。
まず、初心者の方がよく気にすることがあります。
それは「どれくらいの期間が必要なのか？」「どれくらい整理や処分をするべきなのか」など、遺品整理に関わる全体像の把握です。
しかし遺品整理が終わるまでに、どれくらいの期間や人員が必要なのかを一概に決めることはできません。
これを決められないのは、以下の理由があります。
まず各々が所有している荷物の量です。
私たちの中にも整理が苦手な方と得意な方がいるように、亡くなった方が生前、自宅を整理していた保証はありません。
また、荷物量が多ければそれだけ整理すべき全体量が大きくなります。
そして、所有物の種類によっても、整理に必要な期間が長くなる可能性があるのです。
例えば、ゴミを溜め込んでいる方の場合は比較的簡単に捨てられますが、作家や記者のような仕事をしている方の書類はとても厄介です。
書類関係は１件１件文章を確認しながら、残すべきかを判断する必要がありますし、本人でなければその書類の重要性を判断できない場合が多いからです。
このような特性が関係しているため、遺品の整理に必要な日数や作業負担の大きさはそれぞれ異なってしまいます。
整理計画を立てる場合は、まず全体の荷物がどれくらいあるのかを調べて下さい。
それから内容などを加味して、全体の日数計画を立てる方法が無難です。

専門業者に依頼する前に知っておくべきポイントとは

自分や遺族で整理できない場合は、代理で整理してくれる専門業者に依頼する手段があります。
仕事でなかなか手が付けられない方や、高齢で作業自体ができない方にはオススメですよ。
専門業者に依頼する場合は、これから紹介するポイントに注意して下さい。
１つ目は、業者によって対応できる範囲が異なるということです。
遺品の整理といっても、状況によってはハウスクリーニングが必要になったり、スタッフで分類するには不都合な状況になる場合もあります。
例えば、前者は孤独死などの住宅を整理するケースで、ただ荷物を整理するだけでは不十分です。
それどころか、まず、現場の匂いや汚れを掃除しなければ、荷物の搬出作業すら行えません。
このような状況で整理を依頼したい方は、ハウスクリーニングサービスもしてくれる業者を見つける必要があります。
また後者のケースもよくある事例です。
衣類や不用品ばかりなら問題ありませんが、先ほど紹介したように、重要書類をスタッフだけで判断するのはとても時間がかかります。
自分で分類した方がスムーズに進む場合もあることを知っておいて下さいね。
このように、業者がどのようなサービスを実施しているかも重要になります。
実際に依頼してから気づいても、キャンセル料金発生して損をすることも考えられますよ。
十分注意して業者を選びましょう。
２つ目は業者のレベルです。
これは他の代行サービスでもよくある事ですが、業者によって作業員のスキルやコストパフォーマンスは異なります。
依頼実績が少なければノウハウも蓄積されていない可能性も考えられますし、保証制度が充実してないことも可能性もあるのです。
つまり、これもしっかり調べてから依頼しなければなりません。
下調べを怠れば、せっかく依頼しても満足できない可能性が高くなってしまいます。

生前に自分で整理すべきアイテム（現金編）

遺品整理の負担を減らすために、生前に自分でできることはなるべくたくさんしておきましょう。
ここからは各アイテムごとの重要ポイントやオススメの整理法を紹介します。
まずは自宅に保管している現金の整理法です。
現金を自宅に保管している場合は、家族にもしっかり伝えておきましょう。
内緒にしていた場合、遺産相続の際にトラブルに発展する可能性もあります。
また、紙袋などでカモフラージュしている場合は、業者が整理する時に謝って捨ててしまうことも考えられますよ。

生前に自分で整理すべきアイテム（貴金属編）

続いては女性の方に多い、貴金属に関するポイントを紹介しますね。
ネックレスやイヤリング、さらに指輪などの貴金属は形見として使うこともできますし、遺族に財産として残しておくこともできます。
その中でも金でつくられたアクセサリーは、今すぐ売るよりも将来、金の価値が上がった時に売る方が得する可能性がありますよ。
生前に売却する場合は、しっかりと相場を確認して損しないように気をつけましょう。

生前に自分で整理すべきアイテム（形見編）

そして、残された遺族に形見として向いているアイテムの紹介です。
形見として遺族に残しやすいアイテムは、経年劣化が少なく、いつでも身につけられるようなアイテムが向いています。
したがって、先ほど紹介したアクセサリーを初めとして、小物のファッションアイテムがオススメですよ。
また、最近では遺骨をアクセサリーなどに加工して身につける方法もあるので、必ずしも故人が使っていたアイテムを形見にする必要はありません。

具体的なアイテムの整理ポイント（書籍編）

ここからは、遺族や業者が整理するポイントも各アイテムごとに紹介します。
まずは書籍に関するポイントです。
読書好きの方は書籍をコレクションしている可能性が高く、大量の蔵書を所有しているケースが多くなります。
書籍単体ではそれほど負担になるアイテムとは思えません。
しかし実際はとても負担になりやすいアイテムです。
その理由として重さがあげられます。
本棚一杯に入れた書籍の重量はとても重く、複数の本棚の場合は、最悪のケースとして床を歪ませてしまうくらいの影響力があるのです。
１階であれば問題ありませんが、その他の場合はなるべく軽くするように処分しましょう。
住宅の耐震性などを考慮しても、大量保管はあまりオススメできません。

具体的なアイテムの整理ポイント（衣類編）

続いては衣類に関するポイントを紹介します。
衣類は人によって着数にバラツキがでやすいアイテムです。
セレブの方で何百着も所有している方もいますよね。
衣類は遺族が形見にできるアイテムの１つです。
ピッタリのサイズが見つかれば保管しておくことをオススメします。
ただし古着ショップに売る場合は、なるべく早急に売った方がお得です。
流行に流されやすいので、査定価格が変動しやすいアイテムになります。

具体的なアイテムの整理ポイント（家具編）

また、家具の整理処分ポイントも知っておくと役立ちます。
住宅でよく使用される家具といえば、ソファ、テーブル、本棚などがあります。
これらはどの家にもあるようなアイテムなので多くの方に関係がありますよね。
家具の場合はサイズがとても大きいので、使用しないにも関わらず保管しておくのは、ある程度の覚悟が必要です。
倉庫などを所有している場合は問題ありませんが、遺族の部屋に持ってくる場合は、その家具がない場合だけにしましょう。
また、ブランドの家具は高額で売れることが多いので、買取依頼も効果的ですよ。

買取依頼でさらにお得に

家具や家電などの整理ポイントを理解して頂いたので、続いては買取依頼にまつわるお役立ち情報です。
遺品買取を依頼する手段は２つあります。
まずは遺品整理業者の買取サービスです。
このメリットは、整理作業のついでに依頼できることです。
また、買取契約が成立した際はすぐに現金と換えてくれる場合が多くなります。
さらに、買取金額を現金に換えず、遺品の整理依頼料金から割引してくれる可能性もあるのです。
当初予定していた総額よりも安くなるので、とてもお得に依頼できますよ。
ただ、これはすべての整理業者にいえることではないので、業者を選ぶ際は注意しましょう。
そしてもう１つは、整理業者とは別に、買取専門の業者に依頼する方法になります。
これは整理業者を利用せず、自分たちで遺品を整理する場合でも利用できる手段です。
自分で買取店舗まで持参するか、出張買取を依頼して査定スタッフに自宅まで来てもらうかを選択できます。
遺品整理のように、不用品が大量にでる場合は後者がオススメです。
運搬作業はすべてスタッフがやってくれます。
買取専門業者に依頼するメリットはズバリ、査定金額に期待できることです。
例えば、骨董品や切手などのアイテムの査定は専門知識が必要になります。
アイテム本来の道具としての価値ではなく、付加価値（希少性）の正しい鑑定は総合リサイクルショップ向きではないのです。
したがって、このような不用品が見つかった場合は、専門ショップに依頼した方がお得に売れる可能性が高くなります。

回収処分は業者に任せた方がお得

遺品整理の不用品を処分する際は、業者に任せた方がスムーズ且つ、お得に処分することができます。
これは遺品整理業者に依頼する場合でも、自分たちで整理する場合でも同じです。
遺品整理業者に依頼する場合は、そのスタッフが処分してくれますし、自分たちで整理する場合でも、回収を専門に行う業者に依頼することができますよ。
業者を利用せずに大きな家具を処分するのは大変です。
少しでも負担を軽くするために、ここは業者に任せましょう。

遺品の整理処分で失敗しないためのポイント総括

誰もが遺品整理で失敗なんてしたくありませんよね。
ただでさえ大切な人が亡くなった悲しみを背負っています。
そこに追い打ちをかけられないためにも、抑えるべきポイントはしっかり抑えましょう。
今回紹介したポイントを整理します。
1「遺品整理や遺品処分を始める前には、整理計画をしっかりたてる」
2「どれくらいの荷物があるのかを把握して、その内容も事前把握する」
3「アイテムによって臨機応変に対応手段を変えること」
4「業者選びは慎重に行って、実態を把握する」
以上が全体の流れの各ポイントです。
今回紹介した情報は、実際に試して初めて役立つ情報ばかりです。
まだ遺品を整理する状況になっていない方はしっかり把握しておいて下さいね。
そしてこれから整理する方は、実際に試してみましょうね。