車は登録商品です
お店で購入する車ですが、コンビニでアイスとかを買う時と同じ様に簡単に買える訳ではありません。
登録商品となっているので、まずは自分のものだと言う事を登録する必要があります。
そのデータは所有している間ずっと存在し、点検や税金の連絡などが届く仕組みです。
もちろん、所有しているかどうかが重要なポイントになってくるため、乗っているかどうかは勿論の事、動くかどうかなんていうのも全く関係ありません。
また、要らなくなった場合もティッシュの様に簡単に燃やせるゴミとして処分できるわけではなく、正しい手続きを経て処分する事になります。
もちろん要らなくなったから誰かにあげると言う時も、ラッピングしてそのままどうぞと相手にあげる事が出来ず、名義変更の手続きが必要です。
つまり、買う時も売る時も、そして他の人にあげる時も手続きが必要なのです。
まずはどうするかを決めましょう
故人が生前所有していた物のことを遺品と言います。
貴金属や着物等のイメージが有るかもしれませんが実はそれ以外出も遺品と呼ばれる物は数多く存在しています。
もちろん残されたものを全て誰かが貰う必要はなく、いるもの・いらないものに分類して要らないものは処分する事も可能です。
では、遺品の中に車が有る場合はどうすれば良いでしょうか。
この場合の選択肢は4つあります。
相続・廃車・売却・遺品処分です。
どの方法を選ぶかによっても手続きは変わってくる為、まずはどう処分するかを決める所から始めましょう。
相続すると決めたら
故人の物だからこそ、出来るだけ大切にしておきたい、残しておきたいと言う時は相続する事も出来ます。
ただしこの場合は相続の手続きが必要です。
まずは手続きに必要な書類を用意し、さらに管轄の陸運局で名義変更をして貰わなければいけません。
この場合に必要となる書類は、故人の戸籍謄本、遺産分割協議書、相続人全員の記載がある戸籍謄本等です。
必要な書類を全て用意せずに手続きに行くと、書類不備と言う事で手続きを進める事ができなくなってしまいます。
従って、事前に何が必要か、何を用意しておくべきか陸運局の方に確認しておくと良いでしょう。
廃車すると決めたら
もう乗らない車をずっと残しておく事はムダなので、だったら処分してしまおうと言う人は決して珍しくありません。
ただあくまでもその所有者は故人であり、残されたものは遺品・遺産です。
つまり、所有者の許可なく他の人が勝手に処分する事は出来ない為、まずは所有者を変更する、つまり名義変更の手続きを行います。
そうすれば新しく名義人となった人が自由に処分する事が出来るようになるからです。
手続きは相続する時と同じ様に陸運局で行う事が出来るようになっています。
またこの手続きは新しい名義人となる人ではなく、委任状があれば第三者が代行する事も可能です。
ただ業者に引き取ってもらう場合はどうしても費用が発生する事も有るので、現在では売却を選ぶ人も増えています。
買取すると決めたら
買い替えの時と同じ様に、買取業者を利用して買い取ってもらうことができます。
この場合は処分にかかる費用が発生しないと言うメリットがあります。
ただ、この場合も遺品と言う事になるので、名義人の許可なく勝手に処分する事は出来ません。
だから事前に陸運局の方に行って名義変更の手続きを行っておきましょう。
そうすれば後はご自身の都合に合わせて処分する事が出来るようになります。
遺品処分すると決めたら
遺品整理・処分サービス自体はその存在も良く知られるようになり、利用者も増えています。
ただ、家の中を綺麗にすると言うイメージが強く、外に置かれている乗り物は対象外となっているのではないかと思っている人も居るかもしれません。
しかし実はそうではなく、故人が生前乗っていた物も勿論処分の対象となっています。
だから、まずは遺品処分すると決めたら業者に依頼するようにしましょう。
業者は現在全国各地に存在しています。
ただその業者に余って扱っている品物が違う場合や、処分の方法、さらにサービスの内容が違っている事も有るので、ご自身の希望する内容を行っている業者を探す事がお勧めです。
サービス内容の調べ方は、その業者のホームページを見るほか、直接問い合わせして確認する事も出来ます。
面倒な手続きも不要
例えば、ご自身でそのまま相続して乗るにせよ、要らないから処分してしまうにせよ、そのまま故人の名義の状態にしておく事は出来ません。
まずは相続する人の名義に変更する必要があります。
名義変更の手続き自体はご自身で行う事も出来ますが、わざわざ陸運局の方まで行って手続きをする時間は無いと言う人もいらっしゃるでしょう。
業者を利用すれば、そんな時の手続き代行も行っている場合があります。
手続き自体はご本人ではなく、委任状が有れば第三者が行う事も出来る為、業者が行ったとしても問題はありません。
だから、全て業者にお任せして処分すると言う事も出来、ご自身の負担を可能な限り軽減する事も出来ます。
車も処分してもらえる
遺品整理と言うと、部屋の中の物等全て処分する事が出来るようになっています。
もちろんいる物まで処分してしまう訳ではなく、お客様が要らないと判断されたものだけ処分と言う事になっています。
もし乗らない乗り物が有る場合、業者を利用すれば要らなくなった乗り物だけでなく、部屋の中の要らないものも全て一緒に引き取ってもらうことが可能です。
買取業者を利用する場合は遺品整理業者と買取業者の両方に依頼しなければいけませんが、実は遺品処分を選べば、遺品整理業者に依頼するだけで済みます。
色々な業者に相談する必要もなく、また全てお任せで手続き等もしてもらう事が出来るので、手間を掛けずに処分したいと言う方からも大変好評をいただいております。
その為、現在では遺品整理業者を利用して処分される方も増えているのが現状です。
複数の会社で見積もりを
業者に遺品整理を依頼する場合は、必ず複数の会社に見積もりを出してもらうことをお勧めします。
作業にかかる費用と言うのはその業者によっても違っているからです。
ただご注意いただきたいのは、値段だけで決めないと言う事です。
お客様の中には出来るだけ安い方が良いと思われている方も少なくありません。
確かに同じものを同じ様に処分してもらうのであれば、安いに越したことはないと言って良いでしょう。
しかし業者の値段の違いは、ただ単に値段だけが違うのではなく、そのサービス内容等も全く違っている場合があります。
処分は行っても、名義変更は別料金となっていたりする可能性も無いわけではないので、見積もりを出してもらった時は必ずその内訳を見て判断しましょう。
その為にも、まずは複数の業者にご連絡いただき、それぞれで見積もりを出して貰うことをお勧めしております。
遺言書が有る場合
名義を変更すればそのまま乗る事も、そしてご自身の都合に合わせて処分する事も出来ます。
ただ注意していただきたいのは、遺言書が有る時です。
実際に故人がお亡くなりになる前に遺言書を作成している場合、もしかしたら各種乗り物について言及している事も無いわけではありません。
その場合は、通常は遺言書の通りに相続する事になります。
遺言事項に関しては法的な拘束力が発生するからです。
ただ付随事項に関しては法的なものではないので、その場合はそこに書かれている内容を必ずしも守らなければいけないと言う訳ではありません。
所有者が故人ではない場合
故人が乗っていたものだから故人の名義になっているかと思ったら、実は所有者が信販会社や販売店になっていた、というのは決して珍しくありません。
その場合は、所有者となっている販売店や信販会社から相続人に名義変更をした後に、乗るか処分するか等を決める事になります。
ただ所有者が故人ではなく販売店や信販会社になっていると言う事は、それを購入した時はローンを利用しており、さらにもしかしたらそのローンが完済されていない可能性が出て来ます。
まだローンを完済していない時は勝手に処分する事が出来ない為、所有者となっている所に連絡をし、ローンがどの様になっているかを確認しましょう。
もし完済していないと言う場合は、まずはローンを完済してから名義変更と言う事になります。
古いからといって価値が無いわけではありません
10年以上乗っている物に関しては価値が無いと思われてしまいがちですが、実は決してそうではありません。
まだまだ十分動くものもあります。
その為、処分するしかないと思っている人も居ますが、実は買取をしてもらうことも十分できるようになっているのです。
だから、もし古すぎて乗る事は無いと言う時でも、ぜひ処分ではなく買い取りを検討してみてはいかがでしょうか。
遺品処分の場合、価値があると判断した場合は買取、それ以外の場合は処分と言う事で、その時で判断する事も出来ます。
ご自身ではどうも判断できないと言う時も業者にご相談いただければ、まずは査定し、その後どうすると良いか判断する流れとなっております。
どうしようか迷っている時は
故人が乗っていた物を処分する場合、売るかどうか迷っている時もあるはずです。
そんな時は色々な業者に相談してみると言うのも一つの方法です。
そしてその時に査定してもらえば、どれ位の価値があるかと言う事も明らかになります。
そして、最もお得に処分してくれる所に依頼するのも良いでしょう。
ただ古いタイプになると、どうしても価値がないと判断されがちです。
さらに、その場合は処分する為にお金が必要となる事も決して珍しくありません。
しかし実際には毎年税金を納税している物に関しては、公道を走る事も出来る為、その価値がゼロだったりマイナスとなってしまうこともありません。
価値のある物として利用できるかどうか、さらにその利用するための方法があるかどうかによって値段がつけられると言っても良いでしょう。
だから、最初から古すぎて価値がないと思い込んでしまうのではなく、まずは業者に査定して貰う事をお勧めします。
そしてその結果を見てからどうするかを決めたとしてもけっして遅くはありません。
業者に遺品処分を依頼する時のポイント
遺品に対する思い入れと言うのは、その人によっても違っています。
その為、周りの人から見るとあまり価値が無い様に見えるものでも、本人にとっては非常に大切なものと言うのも決して珍しくありません。
業者に遺品整理を依頼する場合は、ぜひその業者がどの様に遺品を扱うか、その点をチェックしていただく事をお勧めします。
その為にも、まずは優良な業者を選びましょう。
大切な故人の残されたものを適当に扱う事が無く、さらに適切な対応をする事が出来るからです。
また、御依頼者がまだ納得していない、良く理解していない状態で作業を進めてしまう業者も居ます。
優良業者の場合はそうではなく、しっかりと説明してからの作業となります。
ただ、優良業者をどう見つければ良いか分からないとおっしゃる方も少なくありません。
業者選びは運しだい、ではなく、しっかりとまずはリサーチする事をお勧めします。
直接問い合わせをしたり、評判を調べたりするのも良いでしょう。
インターネットが普及している現在では様々な情報が飛び交っており、業者に関する口コミも簡単に調べる事ができます。
まずはそうした情報を調べ、車を遺品処分してもらうのであればどこが良いか、どこがお勧めかを調べて見てはいかがでしょうか。
まずはご納得いただいてからのご依頼、と言うのが重要になって来ます。