いつか終わるという自覚
今や平均寿命でいえば世界でもっとも長寿国となった日本ですが、一方で、平均寿命と健康寿命との乖離が問題視されています。
北欧諸国には寝たきりのお年寄りというのは存在しませんが、その理由の最たるものは、自分で物を食べることができなくなったら、あとは自然に体が終焉の時を迎えるのを見守るからです。
延命治療という医療行為が行われないため、自分で食べることができなくなれば、自然に人生を終えることになります。
日本ではできる限りの延命治療を望む人や、家族が望む場合がありますので、寝たきりになっても生きていけます。
どちらがいいかという問題はさておき、自分はどうしたいかを考える時代が来たというべきでしょう。
自分の人生をどのように終えたいかを自分で決める、終活という活動を行う人が増えてきたことからも、よくわかります。
いつかは自分の人生も終わりを迎えることになる、その時にどうありたいかを生きているうちに考え、できることは自分でやっておくことが大事だと考える人が多くなっているのです。
子供に迷惑をかけたくないと考える親
かつては親と子が共に暮らし、親が亡くなったら、子供が必要なことを何もかもするのが当たり前でした。
けれども、昨今は親と子が別々の世帯に暮らしていることから、どちらかに何かあれば、もう一方に迷惑をかけるという構図になっています。
特に親世代は、子供には子供の生活があり、その生活は教育費や住宅ローン返済などで大変だから、極力迷惑をかけないようにしたいという思いが強いのが特徴です。
そのため、自分亡き後、忙しい合間を縫って遺品整理に時間を割いてもらわなくて済むようにと、自ら終活を始める人も少なくありません。
夫婦そろって行えば、どちらか片方が先に逝ったとき、残された者の遺品整理作業が楽になりますし、親が逝った時の子供への負担も大きく軽減されます。
自分たちの最後は自分たちで面倒を見るという気持ちの奥底には、できるだけ子供に迷惑をかけないようにしたいという、親心だといえるでしょう。
どうやって取り組むか
持ち物を減らすとき、基本となる考え方はただ一つ、必要か必要でないかです。
とりわけ終活においては、不用品とそうでない品にはっきりと分けることが大事です。
もしかしたらまだ使うかもしれないという、グレーゾーンに入る品物を作ってしまうと、一向に持ち物は減りません。
いるかいらないかでビシッと分けてしまう生前整理は、増えてきた持ち物をいったん処分して仕切り直す、いわゆる断捨離とは一線を画すところです。
最期を迎えるまでに期限がある場合は急がなければなりませんが、そうでなければじっくりと考えて取りかかるのもいいでしょう。
ただし、時間をかけて取りかかると、処分するまでの間、不用品が家の中の一角を占めることになります。
整理に手を付け始めたはいいけれど、いつまでも片付かない状況が続くと、逆に精神的な負担が大きくなりますので、思い切って業者の手を借りてみるという方法もおすすめです。
遺品整理のために業者に入ってもらうというのはよく耳にすると思われますが、生前に行う整理でもやってもらえるのかと、驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当社は生前整理にもご利用いただけます
大阪市で不用品回収業を行っております当社では、遺品整理のご用命を承っております。
ご遺族からのご依頼により、大事にされていた品はお焚き上げを行い、形見になると思われる品はご遺族にお返しし、最終的に不用であると確認していただいた品物は回収し、処分いたします。
立ち会っていただいて整理するのが一番ですが、お忙しい場合にはスタッフだけで作業をし、電話にてご確認いただく方法もあります。
いらない物の処分だけでなく、最終的には清掃も行い、きれいに仕上げて完了ということになるため、ご依頼いただいたお客様からは大変ご好評をいただいております。
そんな当社は、生前整理のために物を処分したいというご要望にもお応えしておりますので、何なりとご相談ください。
遺品整理では形見となる品を残すだけで、あとはほぼ処分となりますが、生前整理の場合、そこまで徹底的に処分ということにはなりません。
それというのも、日用品や衣類など、命ある限りは使っていかなくてはならない物があるからです。
その代わり、いらないと判断した物は、思い切ってどんどん捨てていく覚悟が必要でしょう。
整理する段になって迷ってしまい、これはやっぱり残しておこうと残す物が増えると、せっかく業者を入れたのに、ほとんど処分する物がなかったということになってしまうかもしれません。
業者を入れたのだから、思い切って捨てるぞという気になることが大事ですし、実際のところ、業者を入れるとお金を払うことになる以上、この機会に処分しようという気になれるものです。
当社をご利用いただくことのメリットには、こうした気持ちの持ちようという面も大いにあります。
最期を悔いなくするために、今を変える
長い間袖を通していなかった洋服や、しまい込んだままの頂き物の食器などは、今、生前整理のために処分してしまったとしても、この先、残しておけばよかったと思う確率はかなり低いと思われます。
それというのも、代用品となるものがあり、実際問題としてそちらの方が気に入っているから、着たり、使ったりしているのでしょう。
いつかはと思う品物をすべて処分できるかどうか、終活において物を片付けられるか否かのカギは、ここにあります。
思い切って処分できれば、かなり大量の品が不用品として出てくるでしょう。
品物はもちろん、それらを収納していた家具もいらなくなるかもしれません。
これまで家具が置かれていたことによって狭いと感じていた部屋が、収納された物を処分し、さらに収納家具まで取り払ってしまったら、一気に部屋が広くなるのはよくあることです。
いらない持ち物をすべて片付けてしまえば、後に残る家族に迷惑をかける心配が取り除かれますし、さらに今を変えることにもなります。
これから先、終わりを迎えていく自分を取り巻く今の住まいの環境が、よりシンプルに、よりすっきりするのです。
実際にやってみると、いらない物がなくなった部屋の快適さはかなりのものがあります。
掃除機ひとつかけるにしても、家具が少なく、物が散らばっていないとスイスイ進み、あっという間に掃除が完了です。
余った時間にゆっくりお茶を飲んだり、やりたいと思っていたことをやれれば、老後の人生が充実します。
当社は、こまごまとした物から、それらを収納していた家具まで、いらないものはすべて引き取ります。
大阪市で評判のいいところを選ぼう
当社は事前にどのくらいの費用になるかの見積もりをお出ししますので、作業が終わってから、その請求額にびっくりということがありません。
お見積もりは無料でお出しいたしますので、ご納得いただけない場合にはお断り頂いて、まったく問題ありません。
また、当社におきましては、まだ使える価値のある品は買取を行いますので、不用品の回収に必要な費用に買取価格を充当し、相殺して計算することで、費用を安く抑えて頂くことが可能です。
思い切って捨てることが生前整理の目的ですが、まだ使えるものや新しい物はどうしてもためらってしまいます。
その点、買取によって誰かがまた使ってくれるとなれば、それならもう処分しようと思えます。
当社の買取をするという行為によって、終活をされるお客様の背中を後押しできると考えます。
大阪市内で評判のよい業者はどこかを調べていただけば、きっと当社が見つかってくると自負しております。
終わり良ければ総て良し
自分がこの世にいなくなったらと考えながら持ち物を片付けていくのは、決して楽しい作業とは言えません。
けれども、後に残される配偶者、さらには子供や孫のことを考えると、自分ができることはやっておかなければならない時代になってきたと思えるでしょう。
配偶者も高齢となり、遺品整理は体力的に無理がありますし、子供や孫世代はそれぞれの生活で忙しく、遺品整理が進まない条件の方が揃っているのが現代社会です。
当社の作業スタッフに任せ、わからないことを解決しながら進めていけば、自分の思い通りに持ち物の整理ができます。
最期を迎える前にきちんと持ち物の整理ができていれば、何も心配することなく、その時を迎えられるでしょう。
当社は、そんなご依頼主様のお心に寄り添うような、真心こもった整理作業を行いますので、ぜひご用命ください。
どんな疑問にも誠心誠意お答えし、ご納得いただける対応をさせていただきます。