遺品整理品と大切な形見分けの決め方

ご遺族がしなければならないこと

故人様がお亡くなりになった後、ご遺族がしなければならないことはたくさんあります。
まず、通夜と葬儀・告別式を執り行わなければなりません。
葬儀は、故人様を彼岸にお送りするために必要なことであり、ご遺族が故人様とお別れするためにも必要な儀式です。
葬儀を終えられた後も、ご遺族にはしなければならないことがたくさん残されています。
初七日、四十九日、初盆、お彼岸や年忌などなど、数え上げればきりがないほどです。
葬儀の後、まずしなければならないことが遺品整理でしょう。
弊社では、葬儀でお疲れのご遺族に代わり遺品整理サービスを行っております。
通夜や葬儀でお疲れのご遺族にとって、遺品整理はとても負担の重い作業です。
故人様と離れて暮らされていればなおさらでしょう。
弊社のスタッフが、ご遺族の負担を減らすために誠心誠意努めさせていただきます。

遺品整理とは

遺品整理とは、読んで字のごとく故人様の遺品を整理することです。
急死された場合でも、病院・施設などに長らく入院・入所されていた場合でも、故人様のご自宅には多くの遺品が残されていることでしょう。
1人で生活されていた方でも、長らく生活をしているとどうしても荷物が増えるものです。
亡くなられた故人様の遺品を整理することは、ご遺族にとって辛いことでしょう。
そのまますべて引き取ることができない限り、誰かに譲るか処分しなければなりません。
ほとんどの遺品は、不用品として処分されるか買い取られるかのどちらかです。
遺品整理の目安は四十九日からと言われていますが、賃貸物件にお住まいの場合はそうもいきません。
すぐに退去してもらいたいと言われることもあるでしょう。
お急ぎの時こそ弊社の遺品整理サービスがお役に立てます。
もちろん、遺品整理品をどのように処分するかは、ご遺族とご相談の上決めさせていただきます。
遺品整理は、まず重要なものを確保するところから始める必要があります。
数多くの遺品のなかで、まず確保しなければならない最重要の遺品とはどのようなものか考えてみましょう。

まず確保しておきたい会社のデータや情報

まず、確保しておきたいのは、会社から持ち出したデータや情報などです。
遺品といっても品物だけとは限りません。
故人様が会社勤めをされていた場合、パソコンやUSBメモリなどに会社のデータや情報などが残されている場合があります。
これらのデータや情報は、たとえご遺族といえども独断で処分できるものではありません。
お勤めの会社の上司などに相談され、どのように処分すればいいのか相談されることをおすすめします。
相談をせず処分してしまった後で、重要なデータがあったことが分かったとしても取り返しがつきません。
会社のものは、必ず会社のどなたかに相談の上処分を決めましょう。
孤独死をされる方の多くが高齢者だと思われていますが、孤独死の25％前後は40代・50代の働き盛りの男性です。
そのため、自宅に持ち帰って仕事をされている方も少なくありません。
故人様が暮らしていた家の中でも、故人様のものでないものが混じっている可能性もありますから注意深く遺品整理をすることが大切です。

自営業をされていた場合は領収書など

故人様が自営業をされていた場合、領収証や請求書などは最重要の遺品となります。
領収書や請求書は、所得税や遺産相続などが関係してくる書類です。
法律でも5年間の保管が義務づけられていますから、むやみに処分することはできません。
また、遺産相続の際にも、遺産を相続するか放棄するか考える上で重要な資料ともなるものです。
自営業をたたまれるとしても、領収書や請求書だけは残しておきましょう。

思い出ともなる日記や手帳・住所録

故人様が生前書き残された日記や手帳は、故人様の生前の暮らしぶりを知ることができる貴重な遺品です。
住所録は、故人様の交友関係を知るために必要になることもあります。
債務や債権がある時など、日記や手帳が決め手となることもありますから手元に残されることをおすすめします。
また、思わぬことで日記や住所録が必要になることがありますから、重要なことが何も書かれていないと思われたとしても手元に残されたほうがいいでしょう。
3回忌が済んだ後でも必要になることがなかったなら、その時になって処分しても遅くはありません。

誰かから借りているものはありませんか

遺品の中に、故人様が生前どなたかに借りておられたものはないでしょうか。
故人様がお亡くなりになったとしても、どなたかから借りられたものをそのままにして良いというわけではありません。
貸したものが戻ってこないのでは、貸した方もお困りのことでしょう。
物を貸し借りしていたということは、故人様と仲良くされていた方に違いありません。
故人様の友人や知人の方々に迷惑をかけてはいけませんから、借りていたものは早く見つけてお返ししましょう。
持ち主がわからないからと、不用品として処分してしまうことだけは避けることをおすすめします。

遺品整理品の探索をいたします

最重要の遺品をどう確保すればいいのかお悩みでしたら弊社にお任せください。
確保したい遺品が見つからない場合、弊社なら遺品の探索をすることも可能です。
これまでの経験と勘を駆使して、どこに重要な遺品があるのか探索いたします。
部屋の中の日用品や家具の配置などを見れば、それとなく故人様の動線がわかるものです。
わかった動線から推測することで、重要な遺品が見つけ出せる場合もあります。
また、1つ1つ丁寧に仕分けいたし、重要な品を見落とすことがないよう努めさせていただきます。

遺品整理の前に考えておきたい形見分け

遺品の処分をする上で、最重要の遺品の確保の次に重要になるのが形見分けです。
形見分けとは、故人様が大切にされていたものを、ご家族やご親族・縁故者に贈ることを言います。
これには何か決まりごとがあるわけではありません。
大切にされていたアクセサリーや宝飾品、時計などから、趣味に書画骨董なども形見分けの対象となることがあります。
また、故人様が大切にされていた着物なども形見分けされることがあります。
これは、古来からある風習で、故人様が大切にされていた品々には故人様の魂が宿ると言われているからです。
故人様に見守ってもらいたいという気持ちの表れなのではないでしょうか。

誰に何を形見として贈るか

形見分けで重要なことは誰に何を贈るかでしょう。
故人様が遺言などを書かれていればまったく問題がないわけですが、遺言がない場合はご遺族で決めなければなりません。
故人様と贈る相手の関係性を考慮しつつ、誰に何を贈るかを決めるのは神経を使うものです。
遺品整理をしながら決められることではありませんから、できれば親類縁者がすべて集まる葬儀の席で決めることをおすすめします。
葬儀の席で決めれば、改めて親類縁者のみなさまに集まっていただく必要がなく、後からトラブルになることもないのではないでしょうか。
貴重なものが多い時ほどトラブルになることが多く、何を形見として贈るかで仲たがいされることも少なくありません。
そのようなことにならないように、みなさまで相談されるのが一番でしょう。

形見分けで注意したいこと

何を贈ればいいのか決まりごとなどはありませんが、実際にはそれなりのマナーがあります。
故人様の形見を贈るのは基本的には、親類縁者や友人など特に故人様と親しかった方だけです。
それほど親しくない方から形見をいただいたとしても対応に困るものです。
ご遺族からの申し出を断れる方はそれほど多くはありません。
形見を贈るのは特に親しかった方だけとしましょう。
また、親しい間柄であったとしても、目上の方に贈るのは失礼にあたると言われています。
ただし、本人からの申し出があった場合は、喜んでお贈りしましょう。
贈る時は、包装などせずそのままでお渡ししましょう。
故人様のお話などをされつつお渡しすれば、故人様も喜ばれるに違いありません。

形見として何を贈ればいいのか

形見として贈る品には特に決まりごとなどはありませんが、贈られてうれしい品を選ばれることをおすすめします。
形見として贈られた品はおいそれと捨てることはできません。
あまりに傷みが激しいものや古くて使い物にならないものを贈られたとしたら、きっと微妙な気持ちになるのではないでしょうか。
形見として贈るとしたら、贈られる方が喜ばれるものを贈るようにしましょう。
そうすれば長く愛用してもらうことができ故人様も喜ばれるでしょう。
相手が喜ぶからといって、高価なものを贈ればいいというわけではありません。
あまりに高価なものを贈ると、今度は贈与税などの問題が発生することがあります。
せっかく喜んでもらおうと贈られたのに、相手を悩ませることになっては大変です。
このような点に注意して、誰に何を贈るのかを決めましょう。

形見はいつ贈ればいいのか

形見をいつ贈ればいいのか、そのタイミングに悩まれている方も多いようです。
形見は葬儀後に贈れば良いとされていますが、いつまでに贈らなければならないと決まっているわけではありません。
また、それぞれに信奉されている宗教ごとに違うため、一概にこの日と言うことはできません。
信仰されている宗教に合わせて贈るとしたら、仏教なら四十九日の忌明け、神式なら五十日祭、キリスト教なら追悼ミサの時などに贈られるのはいかがでしょうか。

遺品探索や遺品整理は弊社に

先にも書きましたが、1人で生活されていた方でも遺品がかなり大量にあることがあります。
賃貸物件では退去期限が決められていることも多いため、ゆっくりと遺品整理をしていることができないことも少なくありません。
弊社の遺品整理サービスは、そのような時にこそお役にたつことができます。
最重要で確保したい遺品の探索から、不用品の処分、特殊清掃や遺品の供養までトータルでサポートいたします。
ご遺族の中には、ご自分で遺品整理をされるつもりであったものの、あまりの量に途中で断念され弊社に依頼される方も少なくありません。
弊社にご相談いただければ、お急ぎの場合でも対応することが可能です。
遺品整理でお悩みでしたら、どのような状況でもまずは弊社にご連絡ください。
弊社の専任のスタッフが相談にのらせていただきます。

遺品整理業者選びで重要なのは金額だけではありません

遺品整理業者を選ばれる時は、金額だけだけではなくスタッフの質でお選びください。
遺品整理は、残しておくものと処分するものの分別することがとても大切です。
処分すればいいといったスタッフが作業を行いますと、残さなければならないものまで処分してしまうことがあります。
本来残しておくべき遺品を処分してしまったとしたら、処分した後に気が付いたとしても後の祭りです。
弊社のスタッフなら、重要だと思われるものがあればご遺族に確認いたしますのでご安心ください。
弊社では、ご遺族の心に寄り添った遺品整理を行っております。
もちろん、弊社は金額面においても他の遺品整理業者に引けを取りませんので安心してください。

後の遺品整理品をどうするか

確保したい遺品と形見の品以外の遺品整理品をどうするかは、ご遺族のお考え次第です。
多くは不用品として処分することになりますが、そのまま捨てるだけでは気が引けるというご遺族もいらっしゃることでしょう。
その場合は、寄付など役立てる方法を考えられるか、それともお焚き上げなど供養をしてから処分するなどの方法があります。
他にも処分方法はありますから、遺品整理品をどうするかも弊社にご相談ください。
ご遺族に納得いただける提案やアドバイスをさせていただきます。