突然親族がなくなった時のために

いつ誰が、どんな理由で亡くなるのかは誰にもわかりません。
あらかじめそれがわかっていれば、遺品整理の必要性もなくなるしれませんが、ほとんどの場合、普段の荷物がそのまま遺品になってしまいます。
これを読んでいる方の中には荷物量が多く、整理するのが苦手な方もいますよね。
このような方が亡くなった場合、遺族が本人の代わりに整理する必要があります。
今回はそんな遺品整理に関する基本情報から、専門業者を効率的に探す方法まで、さまざまなお役立ち情報を紹介します。
遺品の整理に感心がある方や、もしもの時の心構えをしておきたい方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

生前に自分で整理する方法もアリ

遺品の整理は必ずしも遺族が行うとは限りません。
近年増加しているのが、生前に自分の亡くなる準備を行う終活です。
この終活では、遺産相続やこれまでにお世話になった恩を返すだけでなく、家族が困らないように荷物を整理する作業も含まれます。
生前に自分で判断し、何をどう残して、何を処分するのかを実行しておけば、遺族の負担を大幅に軽減させることが可能です。
また、今までに遺族の荷物を整理した経験のない方は、整理作業をどう捉えていますか？重荷や負担として捉えている方もいますよね。
しかし、実際は遺族の絆を深められる貴重な作業なのです。
遺族でも故人のすべてを把握しているわけではありません。
残された荷物の中には生前の写真や、本人が大切に扱っていたモノが多く見つかります。
それを家族で共有することで、より一層深く知ることができるのです。

どうしても自信がない方のために

普段から自分の荷物を整理するのが苦手で、遺品の整理に自信がない方も多くいます。
そんな方々にオススメなのが遺品整理を専門に行う業者です。
この専門業者に依頼すれば、分別作業から不用品の処分作業、さらにはクリーニング作業まで行ってくれるので、とても便利な方法といえます。
遺品の整理を代行してくれる業者のサービスは、３つのポイントで構成されていますよ。
それは「分別や整理作業」、「処分作業」、「ハウスクリーニング作業」です。
これらは業者によって実施しているサービスと実施していないサービスがあります。
１つ目のサービスはほとんどの業者で実施していますが、2つ目の分別作業は、廃棄と買取の２種類があるので注意して下さい。

エリアによっても業者の特徴が異なる

遺品の整理業務を主体とする会社は全国に多数存在します。
北は北海道から南は沖縄まで、それぞれの地域に根付いたサービスが特徴です。
しかし、その中には優良業者が少なかったり、探すのが難しい地域もあります。
逆を言えば、ここなら安心して探せるエリアも存在するのです。
それがまさに、「大阪」ですよ。
思い返してみて下さい。
大阪に観光に行った経験がある方は、旅の途中でリサイクルショップや中古アイテムを取り揃える商店を多く見かけませんでしたか？
大阪周辺は昔から、リサイクル文化が発達しており、リサイクルショップの数も多いことが特徴です。
また、値切り文化も浸透しているので、格安サービスを展開している業者が見つけやすくなります。
この影響で整理業者の数も多く、必然的に優良業者の比率も多くなるのです。
西日本でどこのエリアで探そうか迷っている方や、近くで整理業者が見つからない場合は、ぜひ大阪周辺の業者を探してみることをオススメします。

手軽に業者を調べる方法

整理業者を探す方法はいくつもあります。
例えば、地域の無料情報誌で探す方法や、コミュニティセンターの掲示板などで広告を探す方法です。
どの方法で探すのかは、それぞれ何を重視するのかで決めて下さい。
情報量の多さと手軽さを重視する
方にオススメなのが、インターネットを活用して探す方法になります。
インターネットの情報サイトは、自宅にいながらも簡単に探せるので、とても便利です。
情報量も多いので、地域の情報紙には載っていないような業者も探せることが特徴ですよ。

すべての情報を信じるのは危険

普段からあまりインターネットを利用しない方は、ついついすべての情報を信じてしまう傾向があります。
これは業者選びを成功させるためには、特に気をつけなければならない注意点です。
業者によっては、本来のサービス内容を水増しして掲載しているケースもあります。
それを信じて依頼すると、後から後悔したり、整理業者と揉めてしまう可能性も十分考えられるのです。
したがって、情報を信じる前にしっかり確認し、セカンドオピニオンも参考にすることが大切になります。

業者選びのよくある失敗例とは

続いては業者選びでよくある失敗例を紹介します。
まずは料金に関する失敗例です。
あらかじめこれくらいの予算になると伝えられていたにも関わらず、作業が完了した後の請求額が大幅に違っていたというケースはよくあります。
これは追加料金の存在を把握していなかったことや、不当に請求されたことなどが原因です。
追加料金が発生する度に、しっかり確認してくれる業者ばかりとは限りません。
そこは自分でしっかりチェックしておく必要があります。
そして荷物の処分に関する失敗例もよくあります。
本来、担当者は荷物の処分に関してとても慎重です。
したがって、どう考えてもごみではない場合、事前に依頼者に確認してくれます。
しかし、うっかりミスで、保管しておきたい荷物まで処分されてしまう可能性はゼロではありません。
廃棄場まで運搬してしまうと、取り戻すことが難しくなる失敗例です。

情報の見極めポイントその１

それでは実際に情報サイトの見極めポイントを紹介します。
業者に関してあまり詳しくない方は、サイト選びの基準にしてみましょう。
まずは業者のホームページを調べる際のポイントです。
この場合、各業者のページで必ず抑えておくべき情報があります。
それは「依頼費用の算出方法」と「業者の実績や保証制度」です。
依頼費用の算出方法や設定金額は、それぞれの業者で異なります。
これがハッキリ明確になっていない場合、追加請求や詳細見積もりを不当に請求されてしまう可能性も考えられるのです。
したがって、依頼する前に料金プランをしっかり理解した上で依頼して下さいね。
多くの業者では事前打ち合わせで詳しく説明してくれます。
荷物量のチェックや作業量も計算して、事前見積もりを掲示してくれれば、さらに安心です。
しかし、業者によっては事前見積もりが曖昧なケースや事前打ち合わせ自体を行わないケースもあるので、自ら掲示してもらう交渉も重要になります。
また、業者の実績や保証制度は、サービスの質を判断できる項目です。
実績が多ければ、それだけノウハウを知っている可能性が高まります。
さらに保証制度があれば、たとえ運搬作業で破損ミスがあったとしても泣き寝入りすることはありません。

情報の見極めポイントその2

続いては、整理業者のまとめサイトを活用する場合のポイントです。
整理業者を紹介するまとめサイトや、お役立ちサイトでは、人気の業者を取り上げて詳しく紹介しています。
したがって、ゼロからどう探すのかわからない場合にはピッタリの方法です。
また、口コミや評判を掲載したサイトも役立ちます。
過去に利用した体験者の意見を参考にすれば、業者のページに掲載されていない情報を得ることができますよ。
場合によっては、業者のページに掲載されている情報と、実際の体験談に差が見つかることもあるので、過剰広告を掲載している業者を見破ることが可能です。

不用品処分と不用品買取の違い

荷物の分別作業が終わったら、続いては不用品の処分をしなければなりません。
ここでは整理業者に依頼して廃棄する方法と、買取依頼する方法の２つを紹介します。
まずは不用品を回収してもらう方法のメリットです。
この方法は依頼した整理業者がそのまま処分してくれることが多いので、わざわざ他の回収業者に連絡する手間が少なくなります。
さらに、ごみの種類によって制限を指定されることもほとんどありません。
したがって、遺品の量が多く、不用品の比率が多い方にオススメの方法です。
そして不用品買取を依頼する方法もお得です。
この方法はあらかじめ、買取サービスも実施している遺品整理業者を探しておくと便利です。
もし、見つからない場合は、別途、買取業者の出張買取サービスを依頼する方法もあるので、安心して下さいね。
買取可能なアイテムはその場で現金に換えてくれることが多く、少しでも依頼費用を節約したい方にオススメです。
ただし、業者によって買取対象のカテゴリーや査定方法の傾向は異なるので、それだけはあらかじめ把握しておきましょう。
場合によっては、不用品の中から高額で取引される貴重なアイテムが見つかるかもしれませんよ。

これから遺品整理をする方へ

以上のように、遺品の整理にはさまざまな方法があり、失敗するも成功するも貴方次第です。
まずは遺族でしっかり話し合い、どのように進めるのかを話し合いましょう。
整理作業を自分１人で行うのは大変です。
家族の協力があれば、それだけ１人あたりの負担も少なくなりますよ。
また、専門業者はとても便利な方法ですが、業者選びは慎重に行う必要があります。
今回紹介したようなポイントに注意して、しっかり調べた上で依頼してみましょう。