大阪で処分中心の遺品整理を行うのなら

故人の持ち物

かつては身内に不幸ができ、亡くなった人があれば、その人が持っていたものは親族が集まっているものといらないものとに分ける作業をしていました。
亡くなった人が当主と呼ばれる一家の大黒柱であれば、その人の持ち物の中には、家族のだれかが代わって大事に持ち続け、子や孫の代まで伝えなければならない特別なものもありましたし、それが家が続くということの象徴でもあったといえます。
しかしながら、昨今では由緒正しい家柄は別として、一般家庭ではそのようなことはほとんどないと言っても過言ではありません。
親と子が一緒に暮らすこともほとんどない今の時代、故人の持ち物は共に寄り添ってきた配偶者に、そのほとんどが遺され、ゆだねられることになります。

家族の意識

配偶者をはじめ、子供たちがいる場合を例にとって考えた場合、遺品に対する家族の意識も確実に変わってきています。
故人が使っていたものを積極的に受け取って、大事に保存していくという考え方はもう少数派となり、故人と共に持ち物も処分という考え方にシフトしていっています。
これは、今現在、生きて生活している人たちにとっても、できるだけものを増やさずにシンプルに生きることが暮らしやすさにつながると考えられている時代にあって、確かにその通りかもしれません。
特別な思い出が詰まっている物ならいざ知らず、毎日使っていた日用品や、もう誰も着ることのない故人が着ていた洋服などは、いくら家族といえども袖を通したくないというのが本音のところで、意識の変革はすでにもう始まっています。

遺された品々

当社では、遺された品々についての後処理、いわゆる遺品整理を承っております。
その作業には何度も作業を行ってきた専門のスタッフがお伺いいたしますが、遺された品々に対する考え方は、先述した物を増やさない暮らしをするという現代人の意識に沿ったものとなっており、できる限り最大限片付けてしまうことを望むというご家庭がほとんどです。
例えば、かつてであれば宝飾品などの価値のある物は残しておくという考え方が主体であったものが、当社のように回収作業をしながら価値のある物には買取価格を付け、金額をご提示して買取を希望されるかどうかを確認していると、また違ってきます。
おそらく大事にされていたであろうと思われる宝飾品についても、たいていの場合、遺品整理の際に買い取ってもらえるなら買い取ってほしいとのお申し出がありますので、できるだけ残さないようにするというお考えでいらっしゃることがわかります。

処分の方法

当社では、遺された品々は不用品であると同時に遺品であることから、写真や手紙といった故人様にとって大事だったと推測される物に関しては、神社でのお焚き上げをすることをお勧めしております。
すべてを捨ててしまうことを目標に遺品の整理に取り掛かられる決意だとしても、さすがに故人様やご自分方ご家族がご一緒に写られている写真となると、古雑誌など共に雑紙としてゴミに出すことには、いささか抵抗を感じるという方も多いでしょう。
手紙には思いが込められていますし、長年残しておかれたということはそれだけ大事な内容が書かれていたと推測できることから、当社では思いを供養するため、写真や手紙といった紙類は神社においてお焚き上げをなさり、火の神さまの力によって、天上にいらっしゃる故人様のもとへと返されることをお勧めしております。

忙しい現代人

昨今、お年寄りは元気で長生きされるようになりましたので、亡くなられた故人様もかなりのお年ということが珍しくありません。
そうなると、残された配偶者様もかなりのお年になっておられますので、なかなか遺品の整理が進まないというのが実情です。
大きな物や重い物の処分ができないのは当然ですが、こまごましたものもどうやって手を付けたらいいかわからないと、途方に暮れてしまわれることも少なくないのです。
お子様がいらっしゃる場合には、手伝って片付け作業をというケースも多くありますが、世帯が別になっていることや、忙しい合間に家を訪れ、遺品の整理に当たるというスタイルでは、なかなか進まないのも無理はありません。
そうこうしているうちに残された品々はどんどん古くなってしまいますので、整理にもスピード勝負といった感が出てきます。

誰が行うか

遺品の整理を誰が行うかで、家族がもめてしまうという話も珍しいことではありません。
配偶者がメインとなって行うのが、故人のことをもっともよくわかっていたという点で望ましいという考え方で家族が一致することが多いのですが、問題はその故人に当たる人がなかなか整理がうまくできない方であれば、作業はほとんど進まずじまいになるでしょう。
妻に当たる方が遺られた場合、力が弱いといった理由で整理が進まないことも大いに考えられます。
妻に先立たれた夫となると、何がどこに、どのようにして片付けられていたのかも分からず、故人の物か、自分の物かもわからないという笑い話のようなことも実際に起こってきます。
そうなると、嫁いだ娘や別世帯で暮らす息子が遺品の整理を行うことになりますが、忙しい時間をやりくりして行うことになるだけに、どうしても後回しになり、なかなか進まないということになるのは明白です。

効率を考えると

故人と共に暮らす生活を離れ、自分たちは自分たちの暮らしを築き上げた子供が遺品整理をしなければならない場合、時間や手間、実家への往復といったことを考えると、業者に入ってもらって一気に片付けた方が効率がいいのではという考え方に行き着くことが多くなっています。
今、不用品回収を一気に行う業者を利用して、家の中の不用品をまとめて処分されるお宅が多いのですが、遺品の整理も趣旨は少々違えど、作業そのものは同じと言えます。
不要なものは捨ててしまい、価値のある物は買い取って片付けていき、最終的にかかった費用から買取価格を差し引いて料金精算をしてもらおうというやり方です。
作業は遺品整理のプロがやってくれて、供養が必要なものは神社での祈祷やお焚き上げといった方法で対応してくれますし、重い物や大きな物の運び出しも家族がやる必要がありません。
まさに効率がいいという点では、業者に頼むことの右に出るものはいないでしょう。

業者に依頼するという選択肢

業者に依頼するという選択肢を考えられる方の多くは、故人と遺族が一緒に住んでいないケースです。
どこに何があるのかがよくわからず、とにかく持ち物をひっぱり出してみなければ何が残されているのかがわからないとなると、作業にはよりいっそう時間がかかります。
ウィークデーは仕事に、そして週末は実家に帰って整理というのが何週間も続くとなると、さすがに参ってくるでしょう。
業者に依頼すれば、極端な話、どのような状況であろうとも一日でやってほしいという要望にも応えてくれますので、時間と手間が多いに短縮されます。

業者に依頼するメリット

業者に依頼することの最大のメリットは、自分たちで作業をやるよりも断然スピーディーに作業してくれることです。
スピードがあがれば、それこそ今までひと月かかっても少ししか整理できなかったところが、希望すればたった一日でも整理してくれるのが業者のすごいところです。
当社のスタッフも、一日でやってほしいというご希望であれば、経験豊富な人材を複数投入いたしますので、さまざまな遺品の整理を同時進行で進めてまいります。
その結果、ご依頼主様にはこれはどうするかというご確認だけを行っていただけば、後はどんどんスタッフが処理へと回していきます。
供養する必要があると判断した物と、不用品として処分するもの、形見分けになるものなどはご依頼主様へお返しいたしますので、安心してお任せいただけます。

料金相場

料金は故人様の持ち物がどのくらいあるかによって変わってきますので、相場を申し上げるのはむずかしいといえます。
買取ができる値打ちのある物をたくさん持っていらっしゃった場合には、買取価格が増していきますので、それを整理に必要な料金に充当していただくと、思いのほか安くて済んだということにもなります。
あらかじめ、ご家族で手分けをして少しは整理したという場合であれば、業者が請け負う部分も減りますので、また料金は下がってきます。
品物の数によって料金が変わるため、相場がいくらというご質問にははっきりお答えしかねるところがあります。

総合的に考えると

大阪のような大都市であれば、遺品の整理を請け負う業者はたくさんありますので、評判の良いところを選んで相談してみるのがおススメです。
当社もご利用いただいた皆様から、選んでよかったというお声を頂戴しておりますので、ぜひ、ご検討いただきたいと考えております。
故人様、ご遺族様の御意向に沿った、真心こめた遺品整理を行ってまいります。