遺品整理とは
遺品整理とは、故人様が生前使われていた物、遺されたものを整理することを言います。
遺品と混同されがちな遺産は、有価証券や銀行通帳、金品などのことを指し遺品とは区別されます。
遺産以外の遺品は、主に3つに分類することが可能です。
形見としてご遺族が手元に残されるもの、市場価値があり売却が可能であるもの、そのどちらでもない不用品です。
遺品整理では、これら3つの分別で整理した上で、処分方によってさらに分類しなければなりません。
また、不用品の中にある貴重なものを探す必要もあります。
十分片づけられていても分別するのは大変なことですが、まったく片づけられてない遺品を分別するのはかなり大変です。
遺されたご遺族にとっては、かなり負担を感じる作業になるでしょう。
需要の高い遺品整理サービス
核家族化や生涯独身率が上昇した結果なのか、ここ数年で中高年の孤独死が社会問題化しています。
部屋の状況にもよりますが、孤独死された部屋をご遺族が片づけるのは、かなり精神力がないと難しいでしょう。
独身の方の場合、それまで疎遠となっていた遠縁の方が遺品の整理を行わなければならなくなることも少なくありません。
突然親しい方を亡くして間もないのに遺品を整理しなければならないのも精神的にきついものがありますが、これまで会ったこともない遠縁の方の遺品を整理しなければならないのも大変でしょう。
そのためか、弊社のような遺品整理業者へのニーズが高まっています。
日本はこれからますます高齢化・少子化が進むことが予想されるため、需要が増すことはあっても減ることは考えられません。
需要の増加に従って、この業界に新規参入する企業も多くなっています。
遺品整理費用の相場
業者を利用するとなると、気になるのが料金なのではないでしょうか。
相場はどれくらいなのだろうと、なんとなくネットを検索してみた経験がある方も多いのではないでしょうか。
相場はその時々で変化しますが、だいたいは部屋の広さと遺品の量によって違ってきます。
おおかたは部屋の広さで見積もりをされることが多いのですが、遺品の量が少ない場合は遺品の量で見積もられることをおすすめします。
部屋の広さに比して遺品の量が少ない時は、遺品の量で見積もったほうがお得になることが多いからです。
遺品の量が少ないと、必要になる人件費や処分費用が少なく済みます。
遺品の状況を自分の目で確かめ、どちらで見積もってもらったほうがお得なのか考えてから見積もってもらいましょう。
広さと量だけでは決まらない
決定的なポイントは部屋の広さと遺品の量ですが、それだけでは決まらない場合もあります。
同じ条件であっても作業環境が違えば、必要になる費用がかなり違ってきます。
エレベーターのないマンションの3階の3LDKより、運搬車両を横付けできる一戸建てのほうが断然作業がラクです。
スタッフが横持ちする時間が短く済み、遺品の搬出がラクに済むからです。
広さや遺品の量が同じだとしても、作業が容易かどうかによりかなり違ってきます。
相場はだいたいの目安ですから、目安より高いところもあれば低いところもあります。
デフレが長く続いたせいか、高いよりも安いほうが良いと考える方が多いようです。
料金が同じであったとしても、工夫次第でもっと安くすることができるかもしれません。
それは、遺品の中にはいろいろなものが含まれているからです。
遺品には雑多なものが
遺品には、本当に雑多なものが混ざっています。
整理しているうちに、こんなものもあったのかと驚かれるかもしれません。
骨とう品や美術品はもして価値があるかもしれないと考える方が多いようですが、他の遺品でも価値があることもあります。
故人様が使用していた洗濯機やテレビなどの家電や食器棚やタンスなどは、もしかしたら売却することができるかもしれません。
新聞紙などの紙類や普段着られていた衣服なども、資源として買い取ってくれるところもあります。
これら、ご遺族にとっては不用なものでも価値があるものを、リサイクルすることによって費用を浮かせることは十分に可能です。
それに、まだ価値があるものを売却することによって、遺品の量を減らすことができます。
売却益と遺品の量の減少という合わせ技で、料金を相場よりかなり減らせるかもしれません。
それではどのようなものがリサイクルできるのでしょうか。
宝飾品
宝飾品は価値あるものと思われている方が多いようですが、デザインにかなり流行廃れがあります。
また、その時々によって人気の石にも違いがあります。
デザインが流行遅れの場合はまったく値段が付かないこともありますが、金・銀・プラチナなどの素材の価値はそれほど変わりません。
評価額は専門家によってもかなり違いがあるため、素人判断ができない領域です。
どんなに流行遅れに見えたとしても、一度専門家に鑑定を受けたほうがいいでしょう。
もしかしたら、意外なお宝発見となるかもしれません。
もしも価値がなかったとしても、故人様の形見として手元に置かれてもいいのではないでしょうか。
骨とう品・美術品
宝飾品と同じく、価値があると思われているものに骨とう品や美術品があります。
ただ、骨とう品や美術品の場合、かなり評価にばらつきがあるだけでなく、贋作や模造品が大量に出回っているため、遺品に価値あるものが混ざっていることはほとんどないと思われたほうがいいかもしれません。
しかし、100個あるうちに1個貴重なものが混ざっている可能性がないわけではありません。
どうせ捨ててしまう予定なら、捨てる前に一度鑑定してもらうことをおすすめします。
最近は、中国や東南アジアのバイヤーの購買意欲が高く、思わぬ収入になることがないとも限りません。
すべて価値がなかったとしても、最初から価値がないものと諦めてしまうのはもったいないことです。
家具
最近はあまり高値で買い取られることが少なくなった家具ですが、有名ブランド家具やデザイナーズ家具なら高値で買い取ってもらえる可能性があります。
一時ほどではなくても、人気のブランド家具やデザイナーズ家具なら買い取りたいという業者は多数あります。
人気のブランド家具・デザイナーズ家具の中でも、利用されることが多いソファやチェア、チェストなどは高値で買い取られることも少なくありません。
もし、高値で買い取ってもらえなかったとしても、引き取ってもらえるだけで処分費用を大きく減らすことができます。
思ったより安価であっても、たとえ無料であったとしても、引き取ってもらったほうが処分費用を浮かせることができます。
家電製品
まだまだ使える家電製品なら、たとえ安価であったとしてもほとんどの家電は売却できるはずです。
故障しているものは論外ですが、きちんと動作するものならテレビや冷蔵庫、洗濯機、掃除機にいたるまで、ほとんどの家電製品が売却可能です。
故障していたとしても、部品取りなどに使用されることもあるため買取不可とは限りません。
高機能搭載のハイブランド家電なら、思わぬ高値で売却できるかもしれません。
逆に、すでに廃盤になっているVHSレコーダーやブラウン管テレビなど、隠れた需要があるものもあります。
十分に機能しているものは、買い取られる可能性が高いと思って差し支えないでしょう。
工具・農具
定年後に趣味を楽しまれている方も多くなっていますが、趣味に使われていた道具もリサイクルできるかもしれません。
DIYに使っていた工具やガーデニングに使っていた農具などは、高く買い取ってもらえる可能性があります。
工具や農具は、それ自体がかなり高価なものが多く、中古品でもいいから欲しいと考えている方がたくさんいます。
そのため、工具や農具は想像以上に高値で売却できることが多いため、趣味で使われていた道具は捨てたりせず査定してもらいましょう。
工具や農具は、盗難なども起こっている地域もあるほど人気の商品です。
需要の高いものをそのまま捨ててしまうのはもったいない話です。
オーディオ
同じく、オーディオなどの機器は、古いものであっても骨とう的な価値が評価され高く売れる場合もあります。
人気があるのに廃盤になっているものなど、もしかしたら高値で売却できるかもしれません。
一時、レコードが聞きたい人が多いのに、レコード針がないとニュースに取り上げられたことがあります。
趣味でオーディオ機器を集めている方は多く、コレクションのオーディオ機器のなかにはお宝が眠っているかもしれません。
オーディオを趣味とされている方々は、高価なオーディオ機器を買い求めている可能性があります。
骨とうなどと違い確立された価値のあるものなので、専門の買取業者に持って行けばかなりの値で買い取ってくれることも少なくありません。
スマートフォン
最近では、高齢者の方でもスマートフォンを利用されている方が増えています。
人気の機種であれば高く売却できる可能性があります。
人気のハイエンド製品の場合、型落ちでも欲しいという方は多く意外と高く買い取ってもらうことができます。
もちろん、古い機種よりも発売されてから間もない新機種のほうが人気があるのは当然ですが、古い機種でもハイエンド製品なら高く売却できるかもしれません。
パソコンなどのデジタル機器も同様で、売却するとしたら早ければ早いほうがいいでしょう。
ただし、スマートフォンやパソコンの中にある、デジタル遺品の扱いには気をつけましょう。
趣味のコレクション
趣味をお持ちのお持ちの方の場合、古ぼけた玩具であっても相当の価値があることがあります。
古いおもちゃなど価値がないと思われるかもしれませんが、人気が出る前の希少な製品だったということもあります。
故人様のなかには、死後にご遺族が困らないようにと、オークションのテンプレートや高値で買取してくれる買取業者をピックアップしノートに書き残していた方までいるほどです。
趣味人しかわからないかもしれないけれど、価値あるものを捨てられてはもったいないという思いからでしょう。
趣味で大切にされていたものを、そのまま捨ててしまってもいいものでしょうか。
リサイクルをすることで、欲しい人に譲ることで価値あるものの散逸を防ぎ、ご遺族も遺品整理の費用を浮かせることができるのではないでしょうか。
弊社への依頼が多い理由
弊社では、遺品の整理だけでなく、遺品の買取も行っております。
宝飾品や骨とう品、趣味のコレクションなどは専門家に任せるしかありませんが、その他の一般的なものであれば幅広く買取することが可能です。
買い取れる商品が多いことで、相場より安い費用で遺品整理ができたと喜ばれることが多々あります。
その口コミを聞き、ぜひ見積もりをしてほしいと依頼される方が多くなっています。
遺品の整理を依頼したいけれど料金が高いのではないかとお困りの方は、一度弊社で見積もりさせていただけないでしょうか。
自分で売れる時代になぜ
これを読まれている方々の中で、自分で売却したほうが高く売れるのではないかと思われる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、オークションサイトやフリマアプリがあるため、個人でも手軽に不用品を売れる時代になりました。
しかし、個人で出品する場合、写真を撮り、文章を考え、落札されたら発送作業を行わなければならないなど作業に手間がかかります。
これでは、すべての遺品を処分するのに、いったいどれくらいの時間がかかるかわかりません。
それよりも、弊社にご依頼いただき短時間で終わらせた方が、早くスッキリできるのではないでしょうか。