めったにない出来事
身内に不幸ができるというのは誰もが経験することですが、人によって頻度には差がある出来事だと言ってよいでしょう。
兄弟姉妹が多い人や親せき縁者がたくさんという人であれば、葬儀に出席する機会が当然のことながら増えるからです。
また、親と子供という間柄でいえば、人は年を重ねるごとにお迎えの時期が迫ると考えるのが一般的ですので、そのセオリーに従って考えると、子が親を送ることになります。
その際、子の数が多ければ葬儀の手間も分担できますが、昨今の少子化の影響もあり、子が担う負担は大きくなっていると言えるでしょう。
子にとって、初めての葬儀ということになると、これはめったにない出来事であり、初めての経験ということになる人も多くいます。
遺品と向き合うと
昨今、大人になって結婚するということになると、一人っ子であろうと長男であろうと、家を出て別に世帯を構えるのが普通になっています。
それまで慣れ親しんだ家であっても、両親だけを残して家を出てしまうと、年月の経過とともに、どこに何があるのかや、両親がどのように生活しているのかといったことも忘れてしまうものです。
なんといっても、自分たち家族の新しい生活を築き上げることの方が大事ですから、だんだんと実家で暮らしてきたときのことを忘れてしまうのが普通だと言えるでしょう。
そんな状況が長く続き、実家には時折帰ってお客さんのような迎え方をされるようになると、ますます家の中のどこに何があるかわからなくなってしまいます。
そんな時に、両親のどちらかが亡くなり、遺品の整理という作業を行うことになった場合、まだ片親が残っていればその指示のもとになんとか自力で遺品を整理することも可能かと考えられます。
ただし、大きな物や重い物は専門の業者に頼むという選択肢をとる場合もあるでしょう。
どこから手をつけるか
むずかしいのは、残された両親が亡くなり、完全に持ち物をすべて何とかしなければならないというときだと思われます。
両親の片方が先に亡くなった時には、遺品の片付けに当たって残す、残さないということを指示してくれるもう一人の親がいたのが、今度は両親ともにいないので、自分だけの判断で遺品を整理していくことになるからです。
兄弟姉妹がいれば相談しながらやっていくこともできますが、一人っ子となると自分一人で判断しないといけないため、負担も大きくなります。
使っていた人がいなくなった家に足を踏み入れた時に感じるのは、たった一人の人が暮らしていたにしても、実にさまざまな物があふれており、片付けるにはどこから手を付ければいいかという、ある種の途方に暮れたような感覚ではないでしょうか。
困ったときの選択肢
相談しながら遺品の整理を進めていける兄弟姉妹もおらず、自分自身の配偶者にもなかなか相談できないとなれば、これはかなり困った状況になると思われます。
それというのも、遺品整理というのはある程度の期間に一気に片付けてしまわないといけないことだからです。
賃貸物件を借りて生活していた場合には、部屋の明け渡し期限が迫ってきますので、必然的に期日が設けられ、それまでに何とかしなくてはならなくなります。
持ち家であっても、食品などは腐ってきてしまうかもしれませんし、長い間ほったらかしにすればするほど、埃が積もってきたりして余計に整理に手間がかかることになります。
とはいえ、自分自身、仕事もあって頻繁に実家に帰って遺品の整理に当たることはできないといった困った状態になったときは、専門に遺品整理を行う会社を探し、そこに依頼して一気に片付けてもらうという選択肢があります。
信頼できるところを探そう
もう専門に行っているところに任せてしまおうという決断をするに至ったのなら、何はともあれ、信頼して任せられるところを探さなくてはなりません。
探すにあたっては、たくさんの情報がまとめて得られるインターネット検索が便利ですが、その便利さの中にもむずかしさがあります。
たくさんの会社が見つかってきて、これまで利用した経験がないだけに、何を基準にして選べばいいかがわからないことです。
サイトを見る限りにおいてはどこもよさそうに思えますが、どのような会社ならいいのかという判断材料をそもそも持ち合わせていないと、どこを選ぶのがいいかがよくわからないでしょう。
そこで、二つの要素を基準にして判断することをお勧めいたします。
決め手は経験と実績
その二つの要素とは、ここに任せようと考えるに足る経験と実績を積んできているかどうかです。
不用品回収業務と一緒に遺品整理を手掛けている会社がほとんどだと思われますが、遺品の整理ということに関していえば、ここ数年で需要が非常に伸びてきたといえます。
少子化で少なくなった子供が長生きする老親の遺品を整理するには、現代社会の暮らしはあまりにも忙しくて時間がないということから、これまでなら遺族が行うのが当たり前だった遺品整理という作業を、業者に依頼するという需要を生み出したためです。
需要を見込んで始めた業者であれば、まだまだ実績を積んでいないところも多いと考えられますので、その中にあって数多くの依頼を請け負っているところが経験と実績を積んできたということになるでしょう。
当社はこの経験と実績を、着実に積み重ねてきました。
求めるべき要素
遺品の整理にあたって業者に求めるべき要素は、てきぱきと作業を進めながらも、きちんと遺品に向き合ってくれる姿勢だと思われます。
当社ではご遺族様のそうしたご希望に沿うため、遺品の整理を行うプロフェッショナルが出向き、さまざまなご要望を承ります。
実際の作業に当たっては、とにかく早く行ってほしいとか、丁寧に作業をしてほしいなど、お客様によってご要望も異なってくると考えられますので、可能な限り事前にお話をお聞かせいただき、ご要望にそった形での作業を行ってまいります。
もちろん、そのまま処分してしまうのは気分的にどうもといったような写真や手紙、故人様が大切にされていた品々につきましては、神社でお焚き上げといった供養をしながら行いますので、ご安心ください。
誠実な対応
自分で整理することはできないけれど、家族が大切にしていた品の整理だからできるだけ丁寧にやってもらいたいというのは、ご依頼いただくお客様すべてに共通する思いとして、当社では大切に受け止めております。
あらかじめお部屋やお宅を拝見していただくのは、どのように作業をすれば効率がいいのかを見極めるということもありますが、時間をかけて作業をしなければならないところが多ければ、それだけ人員も多く配備する必要がありますので、事前の予定をしっかりと立てるためでもあります。
そのあたりをお汲み取り頂き、あらかじめお時間を取っていただけると幸いですが、急なことでとにかく早く作業をしてほしいという場合もあります。
そのときは、お部屋にうかがわせていただき、実際に現場を見ながら作業をしてまいりますが、その場合でも誠実な対応で整理に当たらせていただくのは変わりありません。
明確な料金体系
業者に遺品の整理を任せるにあたって、どのくらい料金がかかるのだろう、終わってからいくらかかりましたでは不安だと思われる方は多いと思われますし、それが普通の心理だと当社でも考えております。
しかしながら、人によって持ち物の数には差がありますし、作業に手間がかかる物や人手が必要な大きな物や重い物が多いと、必然的に人員も必要になりますので、料金が上がっていくのはやむを得ないところとご理解いただきたく存じます。
ただ、当社ではできる限り料金的なご負担を和らげていただきたいと、まだ使える物に関しましては買取を行っております。
家電製品や、状態のよい家具などに関しては買取ができる可能性が高くなりますので、この買取料金を作業料金に充当していただけます。
宝飾品やブランド品などの小物も買取対象としていますので、お気軽にお申し出ください。
なんでも相談できること
遺品というのは、残された品すべてのことを言いますので、中にはこれはどうしたらいいのだろうと取り扱いに困ってしまうようなものが出てくる場合もあります。
その際、お客様がスタッフになんでもお気軽にご相談いただけることが、遺品の整理を請け負う会社としては重要なことだと考えております。
なんでも気軽に相談できるというのは、お客様と直接お会いするスタッフの対応が真摯であり、丁寧であることによって、お客様に感じ取っていただけると考えております。
そのため、当社ではスタッフの対応が常に礼儀正しくあることに細心の注意を払っており、限られた作業時間の中でお客様と信頼関係を結べる応対をするように心がけております。
総合的に考えると依頼がベター
忙しい現代人が暮らす現代社会でも、不幸が起これば残された家族に当然のことながら遺品の整理という作業が待ち構えています。
不慣れなことには時間がかかるのが世の常ですので、そこは時間と労力の節約、慣れない作業へのストレス緩和という意味合いも込め、当社専門スタッフに依頼されることをお勧めいたします。