大阪のお隣堺市
堺市というとどのようなイメージをお持ちでしょうか。
戦国時代でも自治権を持っていた珍しい地域というイメージでしょうか、それとも刃物・線香・和晒といった伝統工芸を思い浮かべられるでしょうか。
堺市は大阪府泉北地域にある政令指定都市で、大阪府内では大阪市に次ぐ人口と面積を持っている都市です。
ただ、昼間の人口の割合がかなり低く、多くの住民が大阪などに通勤・通学していることがわかります。
大阪などに通勤している方が多いということは、昼間は大阪などで働いている方も堺市にマイホームを持っている方が多いということになります。
大阪の衛星都市と言われることもありますが、戦後いち早く泉北ニュータウンが建設されるなど大阪市の発展を支えてきました。
戦後すぐから大阪市のベッドタウンとして発展したこともあり、建物の老朽化に悩まされるだけでなく、人口構成における高年齢層の増加も問題となってきています。
堺市の人口の移り変わり
2000年からの人口動態を見てみると、徐々に人口が減っていることがわかります。
人口が減っているにもかかわらず、高齢者の人口は増え続けているため、全人口に占める高齢者の割合は増加傾向です。
将来推計人口を見てみると、2040年までに人口は12%減少するだろうと予測されています。
また、平均年齢は、2015年の 45.8歳から52.0歳まで上昇すると予想されています。
まるで教科書通りの少子高齢化傾向の途上であることがわかりますが、すでに高齢化によりさまざまな問題が取り沙汰されていることをご存知でしょうか。
高齢化が急速に進展したことにより、孤独死・孤立死の問題や不動産・遺品を継承する方がいないなど、さまざまな問題が起こっています。
弊社では、遺品処理サービスを通じ、問題解決の一助になれるよう努力しております。
遺品をどうするかは高齢者だけの問題ではありません
堺市では高齢者の割合が増え続けていると書きましたが、孤独死・孤立死されているのは何も高齢者だけではありません。
平成22年の年齢別の人口割合を見ると、75歳以上は14.1%となっています。
一方、65歳以上75歳未満は23%です。
ところで、5歳階級別死亡者数を見ると、女性は65歳あたりから徐々に死亡者数が増えているのに対し、男性は60歳あたりから急激に死亡者数が増加しています。
そして、80歳を境に死亡者数は急激に減少に転じています。
つまり、男性は60歳あたりから突然死が多くなり、80歳頃では人口割合が少なくなったことで死亡者数が減少しているのです。
遺品のことを考えるのは高齢になってからでいいと思われている方が多いようですが、それでは遅すぎることが5歳階級別死亡者数の推移からわかります。
50代になったなら、遺品処分のことを考え始めても早すぎることはありません。
生前整理の話は慎重に
お亡くなりになってからすべてを遺品整理に回してしまうのは、精神的にも肉体的にもキツイものです。
遺品整理業者を利用するとしたら費用がかかります。
すべてお亡くなりになってから整理するよりも、あらかじめ生前整理をされた方がスムーズに整理をすることができ費用もかかりません。
ご自分の持ち物をご自分で処分するわけですから、誰からも文句が出るはずもなく思いのままに処分することができます。
今流行の断捨離と同じことで、部屋をスッキリさせることで健康的に生活することができます。
無理することなく生活することが長生きをする秘訣です。
生前整理をお考えでしたら、弊社が全力でサポートさせていただきます。
ただ、ご自身で決心なさったのではなく、ご家族がお勧めになる時は慎重に話をされることをおすすめします。
生前整理なら断捨離とそれほど内容は変わらないわけですが、捨てることを嫌がる方もいらっしゃいますから無理強いはいけません。
旅立つ時には何も持って行くことはできません
大量消費時代は過ぎ去りましたが、テレビや雑誌などには今も消費を煽る広告が溢れています。
購買意欲をかき立てられて購入したものでも、いつの間にか使わなくなってしまうことはよくあることです。
ところが、使わないからといって、すぐに処分することを決意される方はそれほど多くありません。
いつか使うかもしれないという思いから、どんどんものを溜めこんでしまう方が少なくありません。
戦時中や戦後の物がない時代を生きてきた高齢者の方々は、まだ使えるものを捨てるのはもったいないことだと考える方が多いようです。
部屋の中に物が溢れるようになっても捨てることができない方が大勢います。
このような状態からゴミ屋敷化してしまうことも少なくありません。
当然のことですが、あの世に旅立たれる時には何も持って行くことはできません。
後に遺されたご遺族は、遺品の多さに途方に暮れられるばかりです。
ひそかにゴミ屋敷化することも
捨てるのがもったいないとゴミ屋敷化してしまうことは高齢者の方々にありがちなことですが、50代・60代の方でも部屋がゴミ屋敷化してしまうことは決して珍しいことではありません。
堺市は大阪市の衛星都市として昼間人口が低く、ベッドタウンとして発展したためニュータウンをはじめとしてマンション・アパートなどが多い地域です。
毎日忙しく働いていると、どうしてもゴミ出しが追い付かないことがあります。
収集日を忘れてしまったり、早朝出勤などでゴミ出しできないこともあるのではないでしょうか。
一度ゴミ出しができなくなると、次の収集日にはさらにゴミ出しが大変になってしまいます。
休みの日にまとめてゴミ出ししようと思っているうちに、いつの間にか部屋がゴミでいっぱいになってしまったという方も大勢います。
長く続く長時間労働や有給休暇の取りにくさから、マンションやアパートの内部がゴミ屋敷化してしまうことは決して珍しいことではありません。
遺品整理に3年かかった方も
故人様がお亡くなりになり、はじめて実家がゴミ屋敷化していることに気づく方もいらっしゃいます。
同じ市内に暮らしている方でも、すでに自分のマイホームを持っているため実家に暮らされる予定がまったくない方も大勢います。
この場合、実家をそのままにするか、それとも実家を売却されるかのどちらかになるでしょう。
どちらにしても遺品は処分しなければなりません。
ご実家を売却されるとしたら早めに遺品を処分する必要がありますし、そのままにされるとしても近隣への迷惑を考えれば遺品を処分するしかないでしょう。
ご自分で遺品を処分されるもいらっしゃいますが、すべて処分するにはかなりの時間が必要になります。
休暇の度ごとにご実家を訪れ、3年がかりで遺品を処分されて方もいらっしゃいます。
費用と時間
たとえ3年がかりであったとしても、ご自分で遺品を処分されたとしたら費用はそれほどかからないはずです。
生活ゴミは週2回の収集日に出しておけば回収してもらうことができますし、粗大ゴミも事前受付を済ませれば手数料を支払えば回収してもらうことができます。
必要なものはゴミ袋と粗大ゴミの処理手数料、そしてガムテープや作業用手袋といったところでしょうか。
しかし、その作業の時給がいくらになるか考えてみるとどうでしょうか。
週休2日で休みごとに訪れ、1日あたり8時間作業をしていたとしたら、時給1200円とすると、3年間でかかった費用は998,400円になります。
これだけの費用と時間をかけて行わなければならないことなのでしょうか。
それに、休みごとに訪れていたとしたら、家族と休暇を過ごすこともできなくなります。
3年間といえば、3歳だった子供も6歳になっています。
子供のもっともかわいい時に、一緒に出掛けないというのはもったいない話です。
それよりも、弊社に遺品処分を依頼し、家族との時間を有意義に過ごされたほうが良いのではないでしょうか。
想い出を残すことはできます
遺品を処分したとしても、想い出がなくなるわけではありません。
心の中の想い出まで捨てる必要はなく、想い出の品を取っておくこともできます。
すべての遺品を取っておくことはできませんが、大事なものを取っておくことは可能です。
弊社では、まず必要なものを確保することをおすすめしています。
すべての遺品について、必要かどうかをジャッジしようとすれば膨大な時間が必要になってしまいます。
そこで、まずどうしても残しておきたいと思える必要なものだけを確保してください。
どれだけ大量の遺品があったとしても、どうしても残しておきたいものはそれほど多くないはずです。
探索が必要な場合は、弊社のスタッフが1つ1つ丁寧に探索いたしますのでご安心ください。
捨てるもの
誰が見ても、これは不用であろうというものもすぐに判断できるものです。
明らかに不用品だと判断できるものはどんどん処分してしましょう。
遺品整理の基本はすべて処分することです。
捨てることが決まったなら、法律と自治体のルールに則って処分する必要があります。
これにはマンパワーが必要ですから、弊社がもっとも役立てるシーンかもしれません。
もちろん、明らかに不用品だったとしても、どこかに大切なものが眠っているかもしれません。
遺品であることを忘れず、1つ1つチェックしながらの処分になります。
すべて分別しながら処理していきますから、ご遺族はただ指図してくださるだけで結構です。
決められないもの
ご遺族にとって、もっとも精神力を削られるものが、捨てるか取っておくか決めかねるものなのではないでしょうか。
きっと誰も使わないことがわかっているけれど、見れば想い出が蘇るといった品もあるのではないでしょうか。
遺品の整理をすることは、心を整理することにつながります。
心の整理がつかないうちは、遺品を無理に処分することはありません。
しかし、あまりに多くの遺品を引き継ぐことはできませんから、どこかで線を引く必要があります。
遺品を処分する段階になって迷わないように、どのようなものをどのように引き継ぐのかあらかじめ決めてくださると助かります。
残したい遺品をお伝えください
遺品整理の基本はすべて処分することです。
遺品処分を弊社にご依頼いただいた場合、確保のご要望があった遺品以外はすべて運び出すことになります。
残しておきたい遺品や探索して欲しい遺品がありましたら、事前にご要望ください。
弊社にご相談いただければ、ご都合のよろしい時にスタッフが伺います。
その際、依頼主様のご要望をお伺いしますので、形見として残したいもの、遺産相続で必要なものなど、必要なものがありましたら事前にお伝えください。
遺品の探索もいたします
大量に遺品が遺されている場合、必要なものがどこにあるのかだけでなく、どのような遺品があるのかもわからない場合があります。
そのような場合でも、貴重品や大切な品だと思われる遺品を許可なく捨てることはありません。
貴重品や大切な品と思われる遺品は、ご遺族にご覧いただき判断を仰いでから処分いたします。
また、このような遺品はないだろうかとのご相談がありました場合は、遺品の探索を行うことも可能です。
残したい遺品、探索して欲しい遺品など、遺品に関連したお悩みは遠慮なさらずぜひご要望をお伝えください。
安心して依頼していただくために
弊社では、ご遺族に安心して依頼していただくために、さまざまなサービスを提供しています。
孤独死された場合、通常の清掃ではなく特殊清掃が必要です。
弊社では、遺品処分だけでなく、特殊清掃やハウスクリーニングのサービスも提供しております。
遺品でお困りでしたら何なりとご相談ください。