身の回りを見渡してみれば
世の中には物欲が強い人もいれば、物を持つことにそれほどこだわらない人もいます。
また、物を持つことをステイタスと感じる人がいる一方で、できるだけ物を持たずに暮らすことができないかを考える人もいます。
物を持つということに対して両端にいる人たちと言えますが、この中間に位置する人もいます。
となると、物を持つという行為に対して、人は三種類のパターンに分かれるといえます。
持ち物が増えやすいタイプは、コレクター癖がある人や、物をたくさん持っていることで安心してしまう人、さらに、買い物をすることでストレス発散をしてしまう人も、物が増えやすい傾向にあると言えます。
何も意識しないでいると、持ち物というのはどうも知らず知らずのうちに増えていく傾向にあるようです。
似たような服、現在、使っている物があるのに、見つけたらついかわいいからと買ってしまう食器類、さらに文房具なども、他にもあるのに買い置きしてしまいやすい類のものです。
中には消耗品もありますが、たいていの場合、かなり耐久性のよいもので、結果的にはクローゼットや収納スペースをふさぎ、どんどん持ち物が増えていく要因になります。
このことに自分自身で気づかないと、まだまだ物は増える一方ですが、どれもこれも自分自身が必要だと思っている限り、処分しようという気持ちは芽生えません。
処分を考えるきっかけ
処分を考えるきっかけとなるのは、年齢を重ね、親を送ることになったときではないでしょうか。
人によって状況は異なりますが、大体において葬儀というのは、何もかも急いで進めないといけない事柄ばかりですので、無我夢中でお通夜、告別式の手配を執り行います。
その後も、毎週お逮夜が続き、その合間に弔問客が訪れたら対応し、さらには各種名義変更や、社会保険関連の手続きもしなければなりません。
とにかく何事においても早く進めることが求められる上に、やることは次々あるという状況に陥りますので、非常に疲れます。
ようやくほっと一息ついたところで、そろそろ故人の持ち物を片付けなければならないということに気付きます。
もしかすると、兄弟姉妹から、親の形見分けをしていないと指摘され、そういえば、まだ持ち物に何も手をつけられていなかったと気づくことも珍しくないでしょう。
親の遺品整理に乗り出してみたところ、人はこれほどまでに多くの持ち物を持っているのかと愕然とし、それが我が身を振り返って、自分もいらない物は処分しようと考えるきっかけになるのではないでしょうか。
物を持つことにステイタスや喜び、達成感を感じ、とにかくたくさんの品物に囲まれていることを良しとしていた人は、同じ境遇の人の遺品整理に携わることによって、考え方を変えることになると思われます。
親の遺品整理
お年寄りの多くは、物を大事にする方が多いので、持ち物は多くなる傾向にあります。
また、年を取ってきて片づけをするのに必要な体力がないため、片づけをしないで過ごしてきた年月が、さらに持ち物を増やしてしまいます。
その残された遺品を整理することになる遺族は、その量の多さに愕然とし、さらにどこからどのように手を付けていけばいいかで、呆然とすることが多くあります。
当社は不用品回収を行っておりますが、遺品整理も承っています。
作業には資格を持った作業員が当たりますので、ご供養が必要だと判断した持ち物に対しましては、きちんとお弔いをさせていただいてから、処分しております。
たいていの場合、まずはご遺族がご自分方で整理をしようとなさるのですが、とにかく持ち物が多い場合や、いつから集めていたのかわからないような古い物が出てきたりした場合、この先、何が出てくるか見当もつかないという理由から、ご相談いただくことがよくあります。
何も手を付けず、初めから一切合切を頼むというご依頼を受けることもありますが、たいていはまず自分たちで何とかしようというご家庭が多いのです。
着手したうえで、これはとても無理ということになってご依頼をいただくケースには、持ち物が多い方が故人様となられた場合に、よくあります。
親御さんの遺品ということで、ご遺族様にとってどこに何があるかわからないから、どうやって手を付けたらいいかわからないことと、古い物を引っ張り出してきて、何やら得体の知れない物が出てきたら嫌だという拒否反応が大きいと思われます。
作業が途中で途切れてしまうと、もはや片付けるもならず、かといって整理を進めるもならずということになってしまい、当社にご連絡いただくというわけです。
そんな困った状況に、当社はプロとしてしっかりとお応えいたしますので、どうぞご安心ください。
自分のことを振り返るきっかけになる
遺品の整理をするという経験をされた方は、これがきっかけとなって自分の場合ならどうなるかと考えざるを得ないでしょう。
コレクションをしている物があったり、とにかく物を集めるのが好きだという人、物がステイタスや自己満足をもたらしてくれるといった場合、かなり多くの品物に囲まれて暮らしていると思われます。
コレクションアイテムについては、もしかすると専門ショップに持ち込むことで買取をしてくれるかもしれません。
本、CD、DVDにゲームソフトといった類の買取ショップ持ち込みは、整理をしてくれる自分の子世代にとってはおなじみで、特に問題ないといえます。
洋服なども、状態の良い物はリサイクルにまわしてくれるかもしれません。
しかしながら、方法はあるとはいえ、そのための時間と手間を取らせることがそもそも問題であるということに、自分が親の遺品の整理をしてみて気づくでしょう。
この手間を、自分も我が子にさせるのかと思うと、物を持つということに対する考え方が変わるのではないかと思われます。
考え方を変え、生きているうちにいる物といらない物とに分けてすっきり整理しておく、それが生前整理の考え方です。
当社は大阪市のどこにでも馳せ参じますので、どうやったらいいのだろうとお悩みになった際には、ぜひご相談ください。
買取しながら整理します
当社は、不用品回収の際にまだ動く物や使える物、値打ちのある物は買取をしながら作業を進めてまいります。
生前整理が遺品整理ともっとも異なる点は、持ち主様ご自身で、いる、いらないの判断ができることです。
当社スタッフが、こちらは買取可能な商品ですと申し上げたとしたら、それが手放すきっかけになるかもしれません。
処分しようか迷ったとき、買い取ってくれるのなら思い切って手放そうということになるからです。
コレクション品のほとんどが買取対象になるとなれば、思い切って全部処分ということもあり得ます。
コレクション品というのは、たいていの場合、残された遺族にとっては価値のない、処分数だけが多い困りものになります。
自分で集めた品のなかから、これだけはと思う物だけを残しておき、後は全部買い取ってもらうことができれば、すっきり片付きます。
自分の心の中にあるコレクター魂との折り合いも、十分につくでしょう。
コレクション品をたくさん持っている方は、当社の生前整理を活用されることによって、本当に大事な品だけを残し、持ち物を処分できるようになるのではないでしょうか。
コレクション品を処分することができれば、そこまで思い入れがない品なら、どんどん処分していけることでしょう。
すっきりしていくことに満足
これまでは物を持つことに満足感を感じていた人も、生前整理を行って身辺がすっきりしてきたら、今度は大事な物だけを残し、その他の物はすべて処分してしまうことに爽快感を覚えるようになるのではないかと思われます。
当社スタッフは、処分にためらわれることが多い記念の品に関しては、きちんとご供養をした上で処分する旨をお伝えいたしますので、踏ん切りも付きやすくなります。
捨てるに捨てられなかったものを処分することができれば、何となく増えてしまった品物を片付けてしまうのは簡単です。
自分で片付けようとしたら、処分する品の数だけでもかなりの量になってしまい、それを思うと手を付けるのをためらうことになるでしょう。
当社にご依頼いただければ、買取、お焚き上げ、そして不用品処分というさまざまな方法で対処いたします。
すっきり片付いたら、それこそいつお迎えがきても、配偶者様やお子様が遺品の整理で大わらわということはありません。
きちんと片付けられた持ち物を見て、自分たちに配慮をしてくれたことに感心し、感謝されるのではないでしょうか。
そんなスマートな生前整理は、大阪市内のどこにでもかけつける当社に、ぜひお任せください。