生きているうちに整理しておきたいもの
今、終活と称する、生きているうちに身の回りの整理をしておく行為が注目されています。
平均寿命が延び、高齢になっても生きていけるようになった反面、健康寿命との乖離が問題視されています。
この二つの寿命の乖離が示すものは、自分のことが自分でしっかりできる高齢者と、他者の手を借りなければ何もできない高齢者がいるということです。
もし、長生きできたのはめでたいことだけれど、後者の高齢者になってしまったとしたら、持ち物を整理するということはできなくなってしまいます。
そのため、まだできる間にやっておこうという考え方をする人が増えてきた結果、終わりを迎えるための活動であることから、この活動を終活と呼ぶようになりました。
そんな終わりを迎えるときのためにやる整理のことは、亡くなってから行う遺品整理に対し、生きているうちにやることで生前整理と呼ばれています。
この生きているうちにやるべき整理でもっとも大事なのが、想い出の品の整理です。
整理はすべて捨てるというわけではない
整理するというと、すべて捨ててしまってすっきりさせておくことだと考えている人も多いようですが、必ずしも全部捨てるということではありません。
残された家族が、自分が逝ってからその持ち物を見て、楽しい想い出をよみがえらせてくれるような、そんな品を残しておくことが大事です。
言い換えれば、残された家族が自分との想い出をよみがえらせることができない物は、自分にとってだけの想い出の品であったことから、処分の対象となります。
ただし、自分だけの想い出の品だけれど、お迎えが来るその時まで持っていたいのか、それとも遺品を整理してくれる家族のことを考えると、できるだけ物を減らしておいた方がいいのかで悩むでしょう。
むずかしいところですが、生前整理に取り組むと決めた以上、そこは思い切って未練を断ち切り、すっぱりと処分をして持ち物を減らしておくのがいいのではないかと思われます。
そうでないと、家族にとっては意味のない品がたくさん残っている状態ですので、やはり遺品整理に手間がかかることになるからです。
家族との想い出をきちんとまとめたアルバムや、ビデオなどの品は、家族にとっても大切に残しておきたい遺品となりますので、そうした物だけが残っている状態が理想です。
家族に価値がある自分の物を残すのが鉄則
写真やビデオなど、家族と過ごした想い出がよみがえる物を残す整理は、終活と言えども楽しい時間になるでしょう。
もう一つ、想い出関連の品物以外に、自分にとって大事な品で、家族にとっても価値のある物があります。
それは、金銭的価値のあるものです。
現金はもちろんのこと、貴金属や株券など金銭的な価値のある物や、不動産を所有していることを示す土地・家屋の権利書などを、わかりやすいように整理しておく必要があります。
その際には実印も必要になりますので、どこにあるかは信頼できる人に伝えておくことが、非常に重要になります。
配偶者がいる人は配偶者に、一緒に住んでいる子供がいるなら、その子に伝えておくのが妥当ですが、独り身となっていたり、子供はみんな別の世帯に暮らしているということであれば、どこに何があると記載した書面を残すなどの方法も考えておいた方がいいでしょう。
誰に何を残すかを記した場合、その内容が生前にわかってしまうと、もめごとのタネになってしまう可能性もあることから、公正証書遺言の作成も考えないといけないかもしれません。
今、持っている物の整理をするには
毎日の暮らしの中で、知らず知らずのうちに増えてしまうのが、衣類や趣味の品です。
読書が趣味という人は、知らないうちにどっさりと本が溜まってしまいますし、おしゃれな人なら、四季折々に合わせた洋服がかなりたくさんあるのではないでしょうか。
こうした洋服や趣味の品は、残された遺族にとって、もっとも処分が大変になる物たちです。
本の他にも、音楽が好きな人ならCDが、映画やドラマが好きな人ならDVDがといった具合に、いろいろな物があると思われます。
興味がある遺族がいて、すべて引き取ってくれれば一番簡単ですが、こうした趣味の品は嗜好の違いもあり、どうしても処分ということになってしまいがちです。
リサイクルショップに持ち込むのは今や当たり前となりましたが、品物によって持ち込むショップが違うと、処分はますます大変になります。
そんな時は、大阪市一円で不用品回収を行っている当社にご相談ください。
遺品整理の関連からご相談が増えています
当社は不用品回収を行うという業務上、遺品整理にも携わっております。
遺品整理を行っていると聞き、では、生前整理の相談にも乗ってくれるのではないかというお声をいただくことが多くなりました。
実際のところ、生前整理をされるとなると、先述したように洋服や趣味の品など、多数の処分品が出てくると思われます。
たくさんの品をお持ちの方ほど、まとめて処分しないと、家族に迷惑をかけない終活にはならないからです。
そのため、当社ではご連絡をいただければお宅にお伺いし、どのような品が不用であり、どのくらいの量があるのかを拝見させていただきます。
そのうえで、処分するにあたってどの程度の料金が必要になるかの見積もりを出させていただきますので、ぜひご検討ください。
もちろん、料金にご納得いただけない場合には、お見積もりに関する代金は頂戴いたしいませんので、ご安心ください。
こまごまとしてはいるけれど、量が多くて困っているという品物はもちろん、思い切ってタンスや家具なども処分してしまいたいのだけれどという、大きな品の回収も承ります。
搬出は、当社スタッフがおこないますので、まとめてご依頼いただいた方が、手間が省けてよいのではないでしょうか。
料金がお得になる仕組みがあります
CDやDVDなどに関しては、リサイクルショップに持ち込んで、現金に交換された経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
品物によっては、まだ使える物であればリサイクル品としての需要があり、買取ができるためです。
当社は、不用品回収を専門に行っておりますが、回収にあたっては買取も行っております。
つまり、中古品市場において価値のある物を処分される場合、買取価格が発生し、その分の料金をお客様にお支払いすることになります。
不用品回収のための費用が必要になる一方で、処分される品によっては買取金が生まれることから、費用の相殺が行えます。
まとめていっさいがっさい全部回収ではなく、料金面でお得になる当社の仕組みがおわかりいただけましたら、買取してもらわないのはもったいないことです。
この点が、終活をされるお客様から、当社にお声がけをいただける最大の理由だと考えております。
もちろん、作業はすべて当社スタッフにより、丁寧におこないますので、ご安心ください。
自分のためにも、家族のためにも
今は二世代が同居するということも少なくなってきたご時世ですので、天に召される前に子供に言い残しておこうと考えても、子供世代が忙しく、親世代となかなか連絡を取り合えないことが珍しくありません。
かといって、遺品整理は子供に任せないといけないとなれば、今や、生きている間に自分で整理する他ないと言っても過言ではありません。
生きているうちに整理しておきたくても、その作業自体に子供の手を借りられないのであれば、遺品整理でもいいのではないかと考える方もいらっしゃるでしょう。
けれども、自分の意思で整理をするのと、故人の意思がどこにあるのかわからないまま、子供がとりあえず残された物を処分してしまうのとでは、気持ちの面で雲泥の差があります。
生前整理がきちんとされていれば、残された遺族に故人の意思がはっきりと伝わりますし、遺品整理にかかる労力や手間が最小限に抑えられます。
大阪市でお考えなら
子供の手を借りることはできないけれど、きちんと自分でやっておきたいと大阪市でお考えの際は、当社にご連絡ください。
当社には遺品整理に携わってきたスタッフが在籍することから、小さな物から大きな物まで、どのような物が処分されることが多いのかといったアドバイスもできます。
ご遺族にとって、どのような品が残っていると頭を抱えてしまうのかといったこともお伝え出来ますので、それを参考に持ち物の整理を進めていかれてはいかがでしょうか。
もしかすると、アドバイスから目から鱗が落ちるという思いをされ、それが整理のスピードと効率をどんどん上げていくことになる可能性もあります。
生きている間に持ち物を整理するという作業は一度きりですので、当社スタッフのアドバイスがお役に立てればと願っております。